名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限現代社会演習1通年名古屋 43村上 寿来GD3101
5限現代社会演習1通年名古屋 43村上 寿来GD3101

【授業情報】

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主題

現代社会のさまざまな問題をひろく取り扱い、現代はどんな時代なのか、どんな問題が生じているのか、そしてそれを解決するには何が必要なのか、経済社会学的な視点を手掛かりに考えていきます。そして、最終成果の卒業研究に向けて、研究の仕方、論文の書き方も指導します。



指導方針概要

ゼミは、本来、大学生活の中心のはずです。さまざまな講義で知識を吸収し、テーマについて問題を掘り下げ、アプローチの仕方を学び、そうした大学での学修成果をゼミでの活動において活かす。そしてさらに、ゼミ活動で新たな疑問や必要な知識が明らかになって、また講義で吸収したり…を繰り返しながら、2年プロジェクトで卒業研究を完成させるためにゼミはあると考えています。大学で学んださまざまなことを血肉にし、その具体的な成果として大学に、そして社会に提示するものが、卒業研究です。本ゼミでは、卒業研究に向けて、問題意識の明確化と深化をはかり、より良い研究成果を目指して指導していきます。
 具体的には、まず3年のゼミでは経済社会学・社会経済学的テーマを中心に、各自文献を読みながら研究テーマを具体化していきます。また、論文を書くための資料探索や先行研究のまとめ方、データの加工方法やグラフ作成の技術、論文の構成の仕方、参考文献一覧の作成方法など、論文作成のスキルについても具体的に指導します。これを通じて、現代社会の問題について理解を深め、研究テーマについて考え、研究計画とその展開のための基礎を作ります。
 秋学期にはテーマを固め、研究報告書を作成します。経済社会学はあくまで基礎なので、ゼミ生が取り上げるテーマは経済学や社会学に限らず、福祉、文化、哲学・思想、政治などなんでも結構です。むしろ、多様な分野の関心とそれに関する知識をゼミ生で共有していくことが大事なので、多様な関心を持つ学生を積極的に求めます。
 なお、この数年はoasiSコンペに採択された研究テーマにも取り組んでおり、2023年度は「過疎地域で暮らす楽しさ」をテーマに、奈良県川上村で現地調査を行って、研究成果をまとめる予定です。2024年度も学生の希望を聞きながらテーマを設定できれば良いです。
 4年ゼミでは、卒業研究の作成に向けて、研究報告と議論を繰り返しながら、完成を目指していきます。
 随時開催されるコンパと、多様なテーマをとことん議論する合宿等をゼミでの重要イベントとして開催する予定です。ゼミは、毎回の授業時間だけではなく、さまざまな機会でのゼミ生間、ゼミ生と指導教員間の交流と親睦をはかる必要があり、また、とことん議論して考えることへの耐性を身に着けることも重要です。その他にもゼミ生の主体性を尊重しながら、自由にさまざまな活動を展開できたらと思います。

※COC地域志向科目



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト未定。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

遅刻・無断欠席厳禁。大人としての行動と付き合い方を求めます。
同窓生、後輩、親、お世話になった先生、そして将来に今を振り返った自分に、恥ずかしくない卒業研究をしたい学生を望みます。
経済社会学・社会経済学というのは一応の基礎であり(そもそもこの分野自体がとても多様な基盤を持っていますが)、何らかの形で社会にかかわるものであれば分野は問いません。
何をやったらいいかわからない学生は、いっしょにそれを見つけましょう。そのために悩むことも大事な勉強です。