【主題】
地域づくり(まちづくり)を中心に、現代社会に関わる事柄に関わる政策的思考の基礎づくりをおこないます。
【指導方針概要】
【知識習得】
文献学習とフィールドワークを通じて、まちづくりの基礎知識を学びます。
①まちづくり等に関する書籍を活用して、知識の深化を図ります。
②まちづくりの先進地区の視察を行い、そこでの学びを言語化して、他人に伝えられるような能力の向上を図ります。
③国内外のまちづくり事例に関する調べ学習を行い、政策的な視野を広げます。
【技術習得】
子ども向けのまち学習プログラムの例として「こどものまち」というイベント(原型はドイツで開発されたもの)が日本全国に広がっています。この実践地の一つ(岡崎市北部地域交流センターを予定)に参画し、小学生が運営するこどものまちの課題解決に取り組むことで、課題解決手法を実践的に学びます。
また、演習を通じてコミュニケーションスキルを実践的に学びます。
④こどものまちの課題(例:仕事不足)を取り上げ、その課題解決策を企画、計画、実行、評価します。
⑤テーマを設定した討論会等を通じて、根拠に基づいた(エビデンス・ベースト)提案をできる能力を高めます。
本講義は、現代社会学部ディプロマポリシーの現代社会の動きを的確につかみ、それをリサーチしてレポートをまとめることができ、現代社会やビジネス世界で求められるプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を身につけることをめざします。また、現代社会を生き抜き、その課題や困難に立ち向かうことのできる課題発見・問題解決型能力を修得できることを目的とします。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 『スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町』 島村菜津 光文社 2013 『【参考書】こどもがまちをつくる―「遊びの都市(まち)‐ミニ・ミュンヘン」からのひろがり』 木下勇、みえけんぞう、卯月盛夫 萌文社 2010 『【参考書】都市と野生の思考』 鷲田 清一、山極 寿一 集英社 2017 『【参考書】ネイバーフッドデザイン――まちを楽しみ、助け合う「暮らしのコミュニティ」のつくりかた』 荒昌史 英治出版 2022 『ここちよい近さがまちを変える/ケアとデジタルによる近接のデザイン』 エツィオ・マンズィーニ Xデザイン出版 2023 専門基礎演習の時間には、その都度資料を提供したり、指示したりします。
リストのうち「ここちよい近さがまちを変える/ケアとデジタルによる近接のデザイン」は演習で活用します。
その他の書籍は参考文献ですので、購入は必須ではありません。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
■学外にフィールドワークに出向く機会が数回あります。このため、授業時間以外(土日含む)に演習を行うことになります。その分の代休措置はとりますが、受講者自身でスケジュール調整をしてもらうことになります。演習優先のスケジュールとすることを前提として受講して下さい。また、上記にある「こどものまち」での実践については、8月上旬(夏休み期間中に1,2日程度)に参加してもらうことを予定していますので、ご留意ください。
■この演習は2年生のみで完結します。3・4年生の演習には引き継がれません。
■とりわけ都市やまちに関心のある学生を歓迎します。
■無断欠席はしないでください。