名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限専門基礎演習通年名古屋 42江口 忍GD2101
2限専門基礎演習通年名古屋 42江口 忍GD2101

【授業情報】

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主題

 2024年度の2年江口ゼミは、フィールドワークを通して「名古屋を深く知る」がテーマです。

 2027年に予定されている東京-名古屋間のリニア開業に向けて、名古屋はこれから大きな変化の時期を迎えます(ただし静岡県の反対で開業時期は遅れる見込み)。特に都心部の名古屋駅前、栄、金山ではいくつもの大型再開発が進み、まちの姿の劇的な変化が予想されます。この2年ゼミでは、今後、リニア開業をどのように名古屋の発展につなげるかを考えるベースとして、「名古屋を知る」ことに力を入れます。

 春学期は、名古屋駅前や栄など名古屋都心部のフィールドワークを行い、それぞれの歴史や特徴、課題を学びます。秋学期には、フィールドワークの対象を都心部以外に拡げて、名古屋の地域構造や人の気質にも触れつつ、幅広い視点から名古屋についての理解を深めます。また年間を通して、社会で必要とされる、「調べる/考える/議論する/協働する」力を向上させる機会を提供します。



指導方針概要

 江口ゼミでは、「自分で考え、自分で動く」をモットーに掲げ、全ての学年でゼミ生の自主性を重視しています。

 ゼミの運営は、教員の指示を待つのではなく、ゼミ生自身が主体的に進めます。ゼミ生には、部活・サークル、インカレ活動、ボランティア、社会体験インターンシップ、留学、各種SAなどに積極的に参加することを期待します。受け身の学生はこのゼミには向きません。

 江口ゼミでは、どの学年も、ゼミ生の希望する進路の実現を意識した指導をします。大企業に入りたい人、公務員になりたい人、自分に合った職業を見つけたい人など、それぞれ目指すものは違っても、最後に笑って卒業させたいと思っています。

 江口ゼミは、ゼミ生がゼミのホームページやTwitter、インスタグラムを運営していたり、サブゼミという学生主体で行う自主ゼミがあったり、学年が異なるゼミ生と縦のつながりを持っていたりなど、他のゼミとは違う点がいくつもあります。

 2021年度からは新たにゼミをブランディングするプロジェクトを始めました。卒業して社会に出ると、皆さんの多くは自社の商品やサービスを売る仕事に就きます。公務員も自分の市町村を売り込んで、住んでもらったり、遊びに来てもらったり、企業に進出してもらったりするのが大事な仕事です。そうした仕事にはブランディングやマーケティングの知識が必要です。このプロジェクトでは、ブランディングやマーケティングの視点から、ゼミという「商品」の中身や見せ方を学生が考え、実践します。また、2023年度は岐阜県本巣市根尾地区にある温泉施設、道の駅、公園等からなる「NEO桜交流ランド」の再生事業にも関わっています。2年ゼミのテーマは「名古屋を深く知る」ですが、江口ゼミでは授業以外に、ゼミテーマとは離れたさまざまな活動の場があります。こうした授業外の活動については自由参加です。
 
 江口ゼミでは学年の壁がないのが特徴です。LINEには各学年のグループ以外に全学年のグループがあり、学年が違うゼミ生同士が繋がっています。ゼミ生が縦でつながる利点は、江口ゼミに入ればわかってもらえるはずです。

 この他の江口ゼミの大きな特徴として、「新聞発表」があります。江口ゼミでは毎回の授業のはじめに2,3名をくじで選び、新聞記事を使って発表をしてもらい、他の学生は、発表者に質問や意見を投げかけます。発表者と他の学生が言葉のキャッチボールをすることで、発表力や質問力が向上し、就活での個人面接、グループ面接、グループディスカッションの力が育ちます。

 新聞発表があるため、ゼミ生は普段から新聞を読む必要があります。2年ゼミでは新聞購読義務は課しませんが、最低週1回は紙の新聞を購入し、読むようにしてください。

 江口ゼミは、良くいえば活発、悪くいえば”めんどくさい”ゼミです。大学生活を楽に過ごし、適当に就職して卒業すればいいと思う学生には向きません。応募にあたっては、「なぜ江口ゼミに入りたいのか」「自分は江口ゼミに向いているか」をしっかり考えてみてください。意欲ある皆さんの応募をお待ちしています。

 2024年度に予定しているメニューは次の通りです。(今後変わる可能性があります)

 <フィールドワーク> 年6回程度 週末に実施
  ・名古屋駅前
  ・栄
  ・大須、金山
  ・名古屋城、四間道、円頓寺
  ・中川運河、名古屋港、藤前干潟
  ・名古屋市内自主フィールドワーク

 <その他の授業内容>
  ・新聞発表(原則毎回実施)
  ・名古屋圏の地域特性と人の気質を知る
  ・中日新聞や中京テレビの記者等による特別授業
  ・4年生との就活トーク
   など

 <授業外活動>
  ・ホームページ、Twitter、質問箱、インスタの運営
  ・ブランディングプロジェクト(ブランディングとマーケティングについての勉強と実践)
  ・本巣根尾プロジェクト
  ・ゼミ説明会の企画・実施
  ・全学年ゼミ生・卒業生合同バーベキュー
  ・読書課題(年4冊程度で大きな負担にはならないはず)
  (以下はゼミ生が希望する場合)
  ・ゼミ旅行
  ・企業や自治体とのコラボ活動
  ・他大学との合同ゼミ
   など



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト-テキストは、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

<学生への希望事項>

 江口ゼミに応募する学生は次の点を承知しておいてください。

・各学期に正当な理由のない欠席が4回に達すると失格になります。
・新聞はできるだけ購読してください。2年ゼミでは新聞購読は義務ではないですが、新聞でなくても信頼できるメディアの記事(ネット記事を含む)を日常的に読むことが入ゼミの条件になります。
・年に5,6回、休日にフィールドワークを行います。日程は3か月ほど前にはお知らせします。
・年に4冊程度読書課題が出ます(難しい本ではありません)。
・ゼミ生は、部活・サークル、インカレ活動、ボランティア、社会体験インターンシップ、留学、各種のSAなどに積極的に参加してください。

<ゼミ選考について>

・ゼミ選考では「適性」を重視します。
・GPAは一応見ますが重視しません。
・ゼミテーマへの関心はそれほど高くなくても構いません。
・選考はグループ面接と応募書面(志望動機と自己PR)で行います。
・グループ面接にはゼミの上級生が面接官として加わることがあります。
・選考ではグループ面接を重視しますが、応募書面も大事なので、伝えたいことをしっかり書いてください。