【講義概要】
本講義では、証券投資における投資価値評価の基本原理、伝統的な証券投資分析について学習する。
具体的には、将来価値と現在価値、評価の基本原理、債券価格と債券利回り、スポットレートとフォワードレート、債券のリスク管理、株式の分析方法、ファンダメンタル分析とテクニカル分析、株式評価モデル、株式の投資尺度、企業評価などについて学ぶ。
本講義は、ディプロマ・ポリシーに掲げる「実際の企業経営について、自ら課題を見つけて解決していくために必要な思考力・判断力・行動力を身に付けることができる」「産業および企業経営の持続的成長が社会経済の健全な発展に大きく影響を与えることを自覚して、企業経営に関する多様な理論・実践を学修し、それらを組み合わせて問題解決する能力を身に付けることができる」といった思考力・判断力・表現力・主体性・多様性・協働性の修得に貢献する。
また、本講義は、カリキュラム・ポリシーに掲げる「専門性を深める」「個々の進路や興味に沿って学びを深められる」「経営実践に関する知識の獲得およびその定着を促進するために、実社会を見聞する機会を設ける」との考え方にもとづいて運営する。
【学習到達目標】
証券投資における投資価値評価の基本原理と伝統的な証券投資分析について理解し、自らの興味や問題意識に沿って専門性を深めることができる。
【履修上の注意】
教科書に沿って授業を進めるため、受講生は初回授業までに教科書を入手し、必ず毎回の授業時には教科書を持参して授業に臨むこと。
【事前準備学習】
事前学習として、新聞・雑誌・各種メディアの証券投資関連のニュースに目を通すこと。
事後学習として、授業時間の2倍の時間をかけて、教科書の復習を確実におこなうこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『『入門証券論 第3版』 (有斐閣コンパクト)』 榊原茂樹・城下賢吾・姜喜永・福田司文・岡村秀夫 有斐閣 2013年 教科書に沿って授業を進めるため、受講生は初回授業までに教科書を入手し、必ず毎回の授業時には教科書を持参して授業に臨むこと。 |
参考書 | なし。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業中の課題(70%)、平常点(授業態度等)(30%)。
授業中の課題については、授業時間内にフィードバックをおこなう。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 貨幣の時間価値 | |
2 | 複利と将来価値 | |
3 | 現在価値の考え方 | |
4 | 評価の基本原理 | |
5 | 債券価格 | |
6 | 債券利回り | |
7 | スポットレートのフォワードレート | |
8 | 債券のリスク管理 | |
9 | 株式の分析方法 | |
10 | ファンダメンタルズ分析 | |
11 | 株式評価モデル | |
12 | 課題とフィードバック | |
13 | テクニカル分析 | |
14 | 株式の投資尺度 | |
15 | FCFとEVAによる企業評価 | |
16 | 定期試験期間 | |