名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限民事訴訟法秋A名古屋 23前田 智彦LG3312

【授業情報】

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講義概要

本科目は、カリキュラム・ポリシーに掲げる専門科目の中の民事法科目に該当します。民事訴訟法は、私人の間で民事上の紛争が生じた場合に、裁判所の判決による解決を図ることを目的とした民事訴訟手続(判決手続ともいう)について定める法律です。本講義では、民事訴訟手続の開始から終了までの第一審手続を中心に、民事訴訟手続の全体の流れと民事訴訟手続を支える基本理念についての理解を深めます。さらに、ディプロマ・ポリシーに掲げられているように、民事訴訟手続に関する基本的な問題を正確に捉え、それに対する法的・論理的に適切な解決策を提示することができるよう、学説・判例にも触れながら、具体的な事例を素材に、丁寧に講義を進めます。



【学習到達目標】

・民事訴訟手続の全体の流れを理解する。
・民事訴訟手続を支える基本理念を理解する。
・民事訴訟手続における個別の問題について、これまで展開されてきた学説の議論及び判例の考え方を理解する。
・民事訴訟手続に関する具体的な事例に、適切な条文を適用し、法的・論理的に適切な解決策を提示することがごく基礎的なレベルでできる。



履修上の注意

六法を持参すること。
キャンパスに常在しない非常勤講師による講義であるのでCSSを多用する。資料や課題(成績評価に用いる)の配布はCCSで行うので,授業前後に必ず確認すること。 質疑応答などの連絡もすべてCCS(メッセージ)で行う。教員がCCSを確認するのは通常は授業準備を行う週1回程度であり,メッセージの応答に1週間以上を要することもある。成績は【評価方法】に示した方法で評価し,例外(成績不振者に対する追加課題など)はない。単位・成績の必要なものは適時に課題(自学自習,レポート)に取り組む努力を払うこと。



【事前準備学習】

【事前学習】各回1時間程度
 講義2日前にCCSで配布する講義資料と教科書の該当部分にあらかじめ目を通し,専門用語の漢字・読み・意味などを確認しておくこと。

【事後学習】各回3時間程度
① 講義で扱った部分について,資料や教科書を再読する,ノートにまとめるなどして復習し,理解の不十分な点は次回授業時に質問すること。
② 自学自習教材(確認テスト)がCCSで用意されている回は,自習教材に取り組むこと(成績評価対象)。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『民事訴訟法(有斐閣Sシリーズ)(第7版)』 上原敏夫ほか 有斐閣 2009
民事訴訟法の大幅な改正が2022年にあったので,教科書が改訂されることがありうる。その場合は最新版を用意すること。
参考書『民事訴訟法判例百選[第5版]』 高橋宏志ほか 有斐閣 2015
特になし
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

自習教材(CCSで取り組み。取り組めば3点,合格で5点)x12回→60%
期末レポート(CCSで12月末に提出)→40%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション,民事訴訟の位置づけ
2訴えの提起(1)
3訴えの提起(2)
4裁判所
5当事者(1)
6当事者(2)
7訴訟要件
8弁論主義
9口頭弁論(1)
10口頭弁論(2)
11弁論の準備
12証拠・証明(1)
13証拠・証明(2)
14訴訟の終了(1)
15訴訟の終了(2)
16定期試験期間