【講義概要】
本講義では、身近な事例を読み解きながら、社会はどこにどのように存在するのか、私たち個人は社会にどのように位置づけられるのか、社会にはどのような力が働いているのかなど、行為と共同性をめぐる社会学の基本的な問題を考察し、社会学的に社会をまなざす方法を身につける。映像メディアなどを用いたわかりやすい講義をめざす。
本講義は、本学ディプロマポリシーの「知識・技能」における、「人間、社会、文化、自然等に関する幅広い知識を身に付け」ることを目的とする。
【学習到達目標】
・社会学的に社会をまなざす方法を身につけ、現代社会の諸問題を適切に理解する。
【履修上の注意】
・出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合は「失格」とする。
・原則として毎回、CCSのミニッツペーパー機能を使用し、課題を提出してもらう。次の授業で解答例を紹介し、解説を行う。
【事前準備学習】
・指示された参考書に事前に目を通しておくこと。
・授業で学んだことを次の授業までに復習すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『社会学 新板』 長谷川公一ほか 有斐閣 2019 |
指定図書 | 『社会学 新版 (New liberal arts selection)』 長谷川公一 [ほか] 著 有斐閣 2019 『一覧』 |
【評価方法】
学期末レポート40%、授業内課題40%、授業への意欲20%、の配分で評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション:講義内容・評価方法について | |
2 | 親密性と公共性(1):「社会」の発見 | |
3 | 親密性と公共性(2):ゲマインシャフトとゲゼルシャフト | |
4 | 相互行為と自己(1):個人形成と社会形成 | |
5 | 相互行為と自己(2):役割期待・ドラマトゥルギー | |
6 | 社会学を観る(1):映像資料鑑賞 | |
7 | 社会秩序と権力(1):秩序維持のメカニズム | |
8 | 社会秩序と権力(2):権力と紛争 | |
9 | 組織とネットワーク(1):組織・人間・環境 | |
10 | 組織とネットワーク(2):非営利組織の組織論 | |
11 | 組織とネットワーク(3):ネットワークと組織の動態化 | |
12 | 社会学を観る(2):映像資料鑑賞 | |
13 | メディアとコミュニケーション(1):社会のなかのメディア | |
14 | メディアとコミュニケーション(2):メディアの歴史 | |
15 | メディアとコミュニケーション(3):メディアの重層性 | |
16 | 定期試験期間 | |