【講義概要】
昨今のビジネスにおいては、多様な文化や価値観をもつ顧客に対して商品やビジネスモデルを提示し、理解してもらわなければならない事例が多くみられるようになった。
このような時、異文化を背景に持つことを前提にコミュニケーションを図らなければならないことはもちろん、私たちの価値観だけでは想像できないニーズを、顧客から丁寧に聞き取り、新たな価値へとつなげていかなければならない。
そこで、本講義は、多様な文化や価値観に基づいたニーズとはどのようなものかを理解すること、また、実践を通じてそのニーズを踏まえたビジネスモデル等の構築につなげられる力を養うことを目的として活動を行う。
講義内容はグループワークによる作業に加え、実際に外国人講師を招聘し、ヒアリングの実践を行うなど、学生の主体的な学びを中心とする。
※本講義は、商学部経営情報学科ディプロマ・ポリシーにおける以下の能力の養成に関係します。
知識・技能
1)建学の精神に依拠する教育を基盤とするカリキュラムの履修により、国際的な視点から豊かな倫理観と教養に基づいて行動することができる。
思考力・判断力・表現力
1)自ら課題を設定し、必要な情報を収集・分析して、論理的な思考力によって課題を解決でき
る能力を身につけることができる。
2)自己の課題解決に対する取り組みおよびその成果を論理的に他者に説明する方法論および能
力を身につけることができる。
主体性・多様性・協働性
2)主体性を持って多様な人々と協働して課題解決に向けて行動する態度を身につけることができる。
【学習到達目標】
異文化の人々が抱える潜在的なニーズを把握するための方法や能力を身につける。
グループの仲間と協力して、適切な役割分担のもとで作業を進めることができる。
【履修上の注意】
※本講義は、「異文化ビジネス」を受講済みであることを前提とする。
※本講義は、学生が主体的に行動し、グループワークを行うものであるため、無断での欠席は他の学生に迷惑がかかる。したがって、そのような履修態度には厳しく対処する。
※グループワークを中心とするため、各自感染対策(マスク、手指の消毒等)を確実に行うこと。
※外国人講師を外部から招へいする機会があるが、感染状況によってはオンラインでの対応となる可能性がある。
【事前準備学習】
【受講前】
・異文化ビジネスを履修済みであること。
【受講後】
・グループワークの中で課題が残った場合は、次回講義までに各グループで責任を持って処理すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点(グループワークでの参加態度)+最終報告書(パワーポイントでの報告を想定)によって評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 国際競争力とは | |
3 | 調査手法の概説①マクロ的視点 | |
4 | 調査手法の概説②ミクロ的視点 | |
5 | 外国人講師からの国際事情解説 | |
6 | 実践演習①に向けたグループワーク①:課題設定 | |
7 | 実践演習①に向けたグループワーク②:PPT作成 | |
8 | 実践演習①:グループ間での相互レビュー | |
9 | 実践演習②に向けたグループワーク①:改善点の修正 | |
10 | 実践演習②に向けたグループワーク②:PPTへの反映 | |
11 | 実践演習②:外国人講師を招いての実践 | |
12 | 実践演習②の振り返り | |
13 | 実践演習③に向けたグループワーク①:提案内容のフォーカス | |
14 | 実践演習③に向けたグループワーク②:最終報告書の作成 | |
15 | 実践演習③:外国人講師を招いての実践 | |
16 | 各実践演習を踏まえた最終報告書提出 | |