【講義概要】
「敬神愛人」をスクールモットーとするキリスト教主義大学・名古屋学院大学は、ニーズに合ったボランティアを提供し、共生・共助の世界を目指してきた。
(1) ボランティア教育としての側面
本科目は、ボランティア活動を活用したPBLである。このため、訪問先のニーズについて事前に下調べをおこない、実際に活動してみて、チェックをおこなう循環をもつ。
わたしたちの社会は、行政や私企業だけで成り立っているのではなく、NPO等の非営利団体によっても支えられている。実際に、自ら活動に身を置くことで、「傾聴」「チームビルディングとチームワーク」「異質な他者との出会い」について、体験的に学ぶ。
(2) 社会貢献としての側面
ボランティア活動は、一方的な活動ではない。学ばせていただく先には、必ず切実なニーズがあり、人々の暮らしがある。「自分の学習のために、他の人は犠牲になってもよい」という考え方では、うまくいかない。名古屋学院大学を代表しているという自覚のもと、謙虚に学び、活動してもらいたい。
なお、本科目は科目担当教員のみならず、多くの教職員の協力と理解の下に運営されている。誠実に参加すること。
【学習到達目標】
事前学習と現地活動をとおして、ボランティアとは何か、および、それが社会でのどのような役割を持っているかを理解し、これを機会に地域でのニーズに合ったボランティアに積極的に参加できる市民になることを目指す。
【履修上の注意】
(1) 事前学習と事後学習は、欠席はもちろん遅刻・早退も[失格]となります。 病気の場合は必ず診断書を提出してください。
(2) 志望動機・達成目標をそれぞれ100字程度、ワードに学籍番号・氏名を記入してCCSにレポート提出して下さい。フォーマットは自由ですが、必ず学籍番号・名前を書いてください。
(3) 無断の参加辞退は、大学や受け入れ先に迷惑をかけることになります。絶対にしないで下さい。
ボランティア演習に参加を希望される方のための説明会を、1月頃に行います。登録は2月頃に一括で行います。
【事前準備学習】
■事前レポートの提出
事前学習(2月を予定)までに、志望動機・達成目標をそれぞれ100字程度、ワードに学籍番号・氏名を記入してCCSにレポート提出して下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『災害ボランティアガイドブック』 2014 『ボランティアコーディネーション力~市民の社会参加を支えるチカラ~』 早瀬 昇・筒井のり子 筒井書房 2015 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
以下を目安として、総合的に評価します。
(1) 事前学習・活動の全日程・事後学習への出席=リーダシップの発揮、プレゼンテーションでの貢献など(40%)
(2) ボランティア活動への参加度(10%)
(3) 事後レポートなど個人の提出物(50%)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | (事前学習) ボランティア論 | |
2 | (事前学習) ボランティアコーディネーション論 | |
3 | (事前学習) ケーススタディ | |
4 | (事前学習) 災害ボランティア論 | |
5 | (事前学習) 現地の現状とボランティアニーズの調査 | |
6 | (事前学習) 現地の現状とボランティアニーズの研究 | |
7 | 活動1日目 現地視察 | |
8 | 活動2日目 | |
9 | 活動3日目 | |
10 | 活動4日目 | |
11 | 活動5日目 | |
12 | 活動6日目 | |
13 | (事後学習) 経験のシェア | |
14 | (事後学習) 活動報告と評価 | |
15 | (事後学習) 活動報告と評価 | |
16 | 定期試験期間 | |