【講義概要】
本科目は、経営管理の観点からビジネスの仕組みや課題などについて学習します。ビジネスの主体となる企業はその事業を起こし活動を継続していくなかで様々な問題に直面していきます。例えば、社会や経済状況や市場といった外部環境によるもの、組織内の従業員やお金やシステムに関わるものなど、企業が解決しなければならない問題は組織内外関係なく多く存在し、さらにはそれら問題が複雑に絡み合っていることもあり、経営者やマネジャーは多角的かつ広い視野をもって経営管理を行なっていかなければなりません。
企業組織はよく「大海原を航海する船」に例えられますが、経営者はその船長であり、経営管理の理論は航海術といったところでしょう。本科目は、その理論と事例について議論していきます。
【学習到達目標】
講義のなかで解説する理論ならびに事例について理解し、身につけた知識をもって周辺の事例に応用して考察できるようになることを本科目の学習の到達目標とします。目標達成には、講義時間外の事前事後学習にも積極的に取り組む必要があります。
【履修上の注意】
本科目は、基本的にスライド(PPT)を用いた講義形式です。真剣に聴講しノートを取るようにしてください。教科書指定はしませんが、授業前やCCSから適宜資料を配布します。
受講の注意として、他の受講生の迷惑になる行為(私語、携帯電話・スマートフォンでの遊戯、講義及びスライドの録画・撮影禁止)が目立つ者は退出していただきます。
なお、講義の進捗状況により講義テーマを変更・調整することがありますので注意してください。
【事前準備学習】
日経新聞やweb、テレビ番組(WBS等)をつうじて、日頃から経済や市場のトレンドに関する情報を得ておいてください。また、自筆ノートを毎回あるいは定期的に整理し内容の復習をしておくことをおすすめします。
わからないことや確認したい点があれば、遠慮なく授業後に質問してください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『やさしく学ぶ マネジメントの学説と思想[増補版]』 渡辺峻・角野信夫・伊藤健一【編著】 ミネルヴァ書房 2010年 『経営学100年の思想』 宮田矢八郎 ダイヤモンド社 2001年 『ビジネスをデザインする』 足立辰雄 ミネルヴァ書房 2016年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
定期試験+α(ミニッツペーパーならびに受講態度等)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 講義ガイダンス:経営学の概要 | |
2 | 経営戦略論の基礎①戦略と意思決定(イゴール・アンゾフ) | |
3 | 経営戦略論の基礎②競争戦略論(マイケル・ポーター) | |
4 | 経営戦略論の基礎③創発的戦略論(ヘンリー・ミンツバーグ) | |
5 | グローバル戦略①社会と企業 | |
6 | グローバル戦略②アプローチ | |
7 | グローバル戦略③課題 | |
8 | 戦略提携 | |
9 | ケーススタディ:グローバル戦略 | |
10 | 人のマネジメント①モチベーション | |
11 | 人のマネジメント②リーダーシップ | |
12 | 人のマネジメント③キャリア | |
13 | 人のマネジメント④ソニーのHRM | |
14 | ケーススタディ:チームリーダー | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |