【講義概要】
本講義は、法の果たす役割を社会の現場において見聞することにより、現代社会のいかなる場面でいかなる法律がかかわっているかを体験的に理解し、実社会の中で「生きた法」を学ぶものです。
受講者は、法律事務所において実務研修を行うことになります。また、実務研修が有意義なものとなるよう万全を期すために、実務研修以外に、事前学習や事後学習が用意されています。
事前学習では、実務研修の派遣先の業務内容、業務遂行における心構えなどについて学習したことをレポートにまとめ発表することや、マナー講座が予定されています。事後学習では、参加者の報告(レポート発表)、質疑応答等によって、実務研修の成果を検証することになります。
この授業を通じて、本学法学部のDPのなかでも、学生の「多面的な調査・分析能力(とりわけ、「現代社会の法問題を考察するために、必要な学説や判例など法的資料の調査を行うことができる」能力、および「現代社会の法問題を解決するために、多様な視点から法的分析を加えることができる」能力)」および「コミュニケーション能力(「他者との議論を通じて、他者の意見を理解し、自らの法的な見解を述べることができる」能力)」を涵養していきたいと考えています。
この授業は、本学法学部のCPに挙げられている「キャンパス外での学修機会」として位置づけられます。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
法の具体的な運用を体験的に理解すること、進路・卒業後の職業についての具体的なイメージを明確にもてるようになることとともに、今後の講義科目・演習科目における法学の専門知識修得への意欲を高めることが目標となります。
【履修上の注意】
(1)この授業は、研修委員会による面接を行って研修参加者を選考します。希望者は必ず募集前に行われるガイダンスに参加してください。
(2)実務研修のみならず、事前学習・事後学習を含めてすべての行事への参加が必須です。
(3)キャンパス外で学外実習を行いますので、マナーを磨き、決められたこと・命じられたことを徹底遵守する必要があります。
(4)講義テーマ「実務研修①~⑩」については、法律事務所において計20時間の実務研修を行うことになります。
【事前準備学習】
事前学習に関してはレポートの作成・発表、自学自習「ビジネス基礎」の解答、マナー講座が予定されています。事後学習に関してはレポートの作成・発表が予定されています。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 授業中に適宜指示します。 |
参考書 | 授業中に適宜指示します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
実務研修先の評価、事前学習・事後学習での学習内容等を総合的に判断します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 事前学習①:レポートの作成・発表 | |
2 | 事前学習②:自学自習「ビジネス基礎」の解答 | |
3 | 事前学習③:マナー講座 | |
4 | 実務研修①:実務研修先プログラム(1) | |
5 | 実務研修②:実務研修先プログラム(2) | |
6 | 実務研修③:実務研修先プログラム(3) | |
7 | 実務研修④:実務研修先プログラム(4) | |
8 | 実務研修⑤:実務研修先プログラム(5) | |
9 | 実務研修⑥:実務研修先プログラム(6) | |
10 | 実務研修⑦:実務研修先プログラム(7) | |
11 | 実務研修⑧:実務研修先プログラム(8) | |
12 | 実務研修⑨:実務研修先プログラム(9) | |
13 | 実務研修⑩:実務研修先プログラム(10) | |
14 | 事後学習①:レポートの作成 | |
15 | 事後学習②:レポートの発表 | |
16 | 定期試験期間 | |