【講義概要】
本講義は、法人税制度の基礎的な仕組みや考え方の理解を目的とする。そのためまず、税制度全体を概観し、そこから法人税の適用対象となる法人について学習するところから始める。講義内容は会計が税とどのように関連しているのかを中心として、講義を進める。したがって、会計学の基礎的な知識は要求される。それゆえ、本講義において財務会計領域の概説も必要な部分は適宜含めて進行する。
なお本講義の目的を果たすための具体策として、出来るだけ多くの演習問題を解いていく予定である。
【学習到達目標】
法人税法の基礎レベルを修得すること。具体的には、全経法人税法能力検定試験3級の別表4の問題を解けるレベルに達すること。
【履修上の注意】
1.しっかり復習すること
2.学習状況に応じて講義計画を変更する場合がある。また、毎回の講義テーマについても変更する場合がある。
この授業で非対面授業による講義を行う事態が生じた場合、運用方法については、遠隔授業:CCSを活用した基本型授業とTV会議システム(Teams等)を併用して実施します。
【事前準備学習】
会計学の講義(会計学入門など)で学習した財務諸表の形、とりわけ損益計算書の仕組みを復習していてください。
講義の後には、確認問題を提出することを課すこととします。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 初回講義の際、連絡します。 |
参考書 | 『法人税法問題集』 経理教育研究会編 英光社 2021年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
中間試験、期末試験 60%
平常点(受講態度、小テスト等)40%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | 税金の意義、根拠および目的 | |
3 | 税金の分類、申告と納付方法 | |
4 | 法人税のあらまし | |
5 | 法人の種類 | |
6 | 所得金額の計算 | |
7 | 益金の額の計算 | |
8 | 損金の額の計算① | |
9 | 損金の額の計算② | |
10 | 損金の額の計算③ | |
11 | 損金の額の計算④ | |
12 | 法人税額の計算 | |
13 | 別表4の作成① | |
14 | 別表4の作成② | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験 | |