【講義概要】
この授業では「国際情勢のいま」を理解できるよう5つの問題(核兵器の管理、地球環境問題、テロとの戦い、「アジア太平洋と日本」など)を選び、各々3回ずつ割り当てて解説・講義していく。それぞれの基礎的な知識を身につけ、今後の日本と国際社会との関わりについて考えるための視座を手に入れてもらいたい。
評価は期末テストではなく、講義の節目に計5回(原則、講義3回に1度)実施する小テスト(確認テスト)を中心に行う。
【学習到達目標】
授業で取り上げる5つの問題に関する新聞記事を読み、その内容が大筋で理解できるようになることを目標とする。
【履修上の注意】
講義前にCCSから資料(講義で用いるパワーポイントのスライドをPDFファイルにしたもの)をダウンロードし、目を通しておくと講義の流れが把握でき、理解しやすくなるだろう。
確認テストは論述式で講義内容の理解が問われる。講義内容をもとに自分の言葉で解答をまとめ直すことができるかが試され、ネットで検索した内容を書き写しても評価されないので注意してほしい。
【事前準備学習】
毎日、30分ほどかけて新聞(朝刊のみでもよい)に目を通す習慣を身につけ、授業内容と関連する報道記事を見つけて読んでいってほしい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書は使用しない。 |
参考書 | 『新・国際政治経済の基礎知識 新版』 田中明彦・中西寛編 有斐閣 2010 参考書は各回の講義で紹介するが、復習・発展学習に特に役立つと思われるものを1冊挙げておく。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
確認テスト(15点×5回) : 75点
授業への参加態度: 25点
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション/地政学とアフガニスタン | |
2 | 対テロ戦争1 イスラーム入門 | |
3 | 対テロ戦争2 「文明の衝突」とイスラーム主義 | |
4 | 対テロ戦争3 「武器ではなく命の水を」医師中村哲さんの活動 | |
5 | 地球環境問題1 「持続可能な開発」とSDGs | |
6 | 地球環境問題2 気候変動問題 | |
7 | 地球環境問題3 脱炭素社会へ | |
8 | 核兵器1 北朝鮮の核・ミサイル実験 | |
9 | 核兵器2 「恐怖の均衡」 | |
10 | 核兵器3 再び核軍拡の時代へ? | |
11 | アジア太平洋と日本1 ハブとスポークの安保システム | |
12 | アジア太平洋と日本2 雁行型経済発展 | |
13 | アジア太平洋と日本3 製造拠点から市場へ | |
14 | 中国の台頭と日本1 | |
15 | 中国の台頭と日本2 | |
16 | 定期試験期間 | |