【講義概要】
「教育」という言葉を辞書で調べてみると,いくつも意味があるのがわかる。本講義では,義務教育や学校教育のみを対象とするのではなく,家庭教育や社会教育,幼児教育等視野を広くし,多様な教育に焦点を当て,じっくり立ち止まって考えたい。
本講義は教育の技術や方法を教授しようとするのではなく,「教育」はどのような意味を持った行為であるのかを共に考察し,「教育」という出来事が起こる状況において見通しを持つことができるようになることを目指す。
具体的には,事例や身近な事柄をテーマにグループ討論し,「教育」の根っこについて一緒に考え,理解を深めることを目指したい。
【学習到達目標】
1.身近な事柄をテーマに「教育」について自分の考えを論じることができるようになる
2.社会の諸問題と照らし合わせながら「教育」を捉えなおし,基本的な知識や理解を得る
【履修上の注意】
講義科目ではありますが,グループワークをすることがあります。
また,討論や発言を求められた時には積極的に発言してください。
【事前準備学習】
受講前には指定された資料を熟読してから臨んでください。
受講後は受講した内容だけでなく,自分の考えを含めた他の学生の意見もノートにまとめてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 必要に応じてプリントを配付します |
参考書 | 必要に応じて授業内で紹介します |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点15% 提出物35% 課題リポート50%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 「教育」について学ぶとは?「教育」はなぜ必要なのか?「教育」は何を目的にするのか? | |
2 | 「学ぶ」とは?子どもの「学び」について考える | |
3 | 子どもが「学ぶ」場所①:幼稚園について | |
4 | 子どもが「学ぶ」場所②:保育所について | |
5 | 子どもが「学ぶ」場所③:幼保連携型認定こども園について | |
6 | 子どもが「学ぶ」場所④:学校教育について考える | |
7 | 家庭における「教育」の役割を考える | |
8 | 子どもをとりまく大人:「教師」「親」「祖父母」「近所のおじさん,おばさん」その役割から考える | |
9 | 地域・社会における「教育」の役割を考える | |
10 | 「子ども」から「大人」になることについて考える:子どもとは?大人とは? | |
11 | 童話,絵本にみる「子ども」と「大人」について | |
12 | 文化の伝承と教育について考える | |
13 | 子どもと年中行事 | |
14 | 歴史に学ぶ平和と教育:戦時中の小学生の作文から | |
15 | 感性と教育:心は教育できるのか | |
16 | 定期試験期間 | |