【講義概要】
本講義は、各時代ごとの世界各地の状況を概観すると同時に、グローバリゼーションが進展している現代世界の情勢を踏まえて地域間の関係についても言及する。
具体的には、ヨーロッパや中国(東アジア)に偏重した従来の世界史とは異なり、それぞれの時代のほかの地域(西アジア、中央アジア、南アジア、東南アジア、アフリカ、アメリカ、オセアニア)の状況についても取り扱う。ただし、状況によって、各回の内容は多少変更する場合がある。
本講義は、本学が掲げるディプロマ・ポリシー【知識・技能】のうち「人間、社会、文化、自然等に関する幅広い知識」を身に付けることを主な目的としている。
【学習到達目標】
・世界の歴史に関する基礎的知識の習得。
・世界の歴史の多様性に関する理解。
【履修上の注意】
・講義中の私語・携帯電話(スマートフォン)の使用・飲食・無断退出は厳禁。
・歴史用語や人名の暗記が目的ではない。世界の歴史の流れや各時代・地域の特徴を把握するように努めてほしい。
・日本の歴史や社会との比較を常に念頭において受講すること。
・他の注意事項はガイダンスで説明。
・この授業は、非対面授業週の講義を、CCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施します。
【事前準備学習】
【事前学習】
専門的な知識は必要としないが、中学や高校で習った世界史の内容をできるだけ復習しておくことが望ましい。
世界の地理に関しても世界地図などで事前に確認しておくこと。
【事後学習】
各回で言及した内容のなかで、興味がわいた事柄については教員に質問したり、自分で文献を読んだりするなどして積極的に調べていくこと。
何回か出す「復習テスト」の問題のなかで正解が分からなかったものについては、自分で調べて正解を確認しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書は使用しない。 |
参考書 | 参考文献は適宜、講義中に紹介する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点(課題、レポート、授業態度など):40%、試験:60%による総合評価。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス:講義の概要や注意点の説明など | |
2 | 紀元前の世界:文明と国家の誕生など | |
3 | 紀元前~2世紀の世界:古代帝国の成立 | |
4 | 3~6世紀の世界:古代から中世へ | |
5 | 7~8世紀の世界:世界史における中世(1) | |
6 | 9~12世紀の世界:世界史における中世(2) | |
7 | 13~14世紀前半の世界:モンゴル帝国を中心とした世界 | |
8 | 14世紀後半~15世紀の世界:中世から近世へ | |
9 | 16~17世紀の世界:世界史における近世(1) | |
10 | 18世紀の世界:世界史における近世(2) | |
11 | 19世紀の世界(1):近代化の時代 | |
12 | 19世紀の世界(2):帝国主義の時代 | |
13 | 20世紀の世界(1):二つの世界大戦の狭間 | |
14 | 20世紀の世界(2):冷戦期 | |
15 | 1990年代以降の世界 | |
16 | 定期試験期間 | |