【講義概要】
本演習では、「減災福祉まちづくり」をテーマに学習します。
「まちづくり学(減災福祉)」と対となる演習です。
みなさんは大きな地震や水害に見舞われたら自分はどうするだろう、と考えたことはありますよね。
「まちづくり演習(減災福祉)」では、さまざまな活動を通じてこのことを考えてきました。併せて、自分たち若くて元気な人だけでなく、高齢者や障がい者についても、想像力を働かせて学習してきました。
本演習では、‶地域における多様性に配慮した減災・防災″をテーマに、講義のほか、防災ゲーム等でのグループ学習、地震・水害体験、避難所運営体験などを通して理解を深めます。
本授業は本学CP(カリキュラムポリシー)に則り、「まちづくり学」「まちづくり演習」「上級まちづくり演習」の3段階で構成されている授業プログラムの第3段階となります。
また、本授業では演習への取り組みを通じて、本学DP(ディプロマポリシー)における思考力、判断力、表現力を養うこと、またグループ活動などを多く取り入れ、主体性、多様性、協働性を高められるよう構成しています。
受講生には、積極的な参加を強く求めます。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
1.減災福祉まちづくりの基礎を体得する
2.他者との協力的関係を築ける
3.多様な意見を尊重できる
【履修上の注意】
1.第1回目授業時に履修者を確定します。よって、第1回目を欠席すると履修登録はできません。
2.10/19、11/2、12/10(日)、12/23(土)の授業に必ず出席できること
※12/10(日)は通常授業時間ではありません。学内で避難所設営体験を行います。
※12/23(土)は通常授業時間ではありません。港防災センターで防災イベントを実施します。
(12/10と12/23は通常授業をこの日に振り替えて実施します)
3.直近の地域課題によって、取り組む具体的なテーマを確定します。
4.授業を時間外にふりかえる可能性があります。多忙すぎる人や心身の健康に自身のない人は参加が難しいかもしれません。積極的に演習に参加する人を募集します。
※本講義では、災害時や被災地の写真、映像などを用いることがあります。
【事前準備学習】
下記の参考文献や日常的にテレビ・新聞・雑誌で本テーマとかかわる記事やニュースを入手しておいてください。そうすると講義の理解も深まります。
専門用語が授業中に出てきますので、わからない場合は事前事後に各自で言葉の意味を調べるなどして、理解を深めておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『避難所運営の知恵袋 改訂版』 レスキューストックヤード編著 2019 『被災地デイズ:時代QUEST』 矢守克也編著 弘文堂 2014 『減災と市民ネットワーク~安全・安心まちづくりのヒューマンウェア~』 三舩康道 学芸出版社 2012 『防災ゲームで学ぶリスクコミュニケーション』 矢守克也・吉川肇子・網代剛 ナカニシヤ出版 2005 『12歳からの被災者学: 阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵』 土岐憲三・河田恵昭・林春男監修 日本放送出版協会 2005 『防災福祉のまちづくり―公助・自助・互助・共助―』 川村匡由 水曜社 2017 『災害福祉とは何か―生活支援体制の構築に向けて』 西尾祐吾他編著 ミネルヴァ書房 2010 『まちづくりの方法』 日本建築学会編 丸善出版株式会社 2004 他にも、参考図書は適宜紹介します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
まちづくりの前に、授業づくり。授業への参画(70%)、提出課題(30%)を目安に総合的に評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 1: ガイダンス | |
2 | 2: 前提となる知識の確認 | |
3 | 3: 災害心理と減災への備え | |
4 | 4: 地震・水害体験 | |
5 | 5: 災害リスクを調べよう | |
6 | 6: 防災まちあるき | |
7 | 7: 防災マップづくり | |
8 | 8: 避難生活を学ぶ | |
9 | 9: 要配慮者支援と多様性配慮 | |
10 | 10: 障碍者と減災 | |
11 | 11: 避難所運営体験の準備 | |
12 | 12: 避難所運営体験 | |
13 | 13: 振り返り | |
14 | 14: 企画立案 | |
15 | 15: 発表・修正 | |
16 | 16: 定期試験期間 | |