【講義概要】
陶芸は長い歴史を持つ日本の文化の一つです。普段の生活の中の様々なシーンでも陶芸作品は使われています。
また、焼き物作りは幼児、児童教育の現場や、集中力が問われるアスリートの精神修養の場としても注目されています。
実際に焼物が出来るまでの工程は、窯での焼成を含めると1カ月程度を要しますが、短期集中講座ということで以下の実習を各自指導の下、行っていただきます。
① ロクロを使っての湯呑・茶碗類の成形
② タタラ作りによる皿、鉢類の成形
③ タタラ作りによる花入れ類の成形
④ 紐作りによる高度な立体の成形
⑤ 作品の絵付け、釉薬掛け
*作業終了後の作品は後日、窯で焼成後に渡します。
*教員の実務経験 : 伝統的工芸品 瀬戸赤津焼の窯元の十二代として1982年から家業を受け継ぐ。
*実務経験を生かした教育内容 : 長年の職人仕事の継承から得られた伝統技法を解かりやすく指導し、作品制作を通じて日本の文化である陶芸の知識を深める。
【学習到達目標】
焼き物作りの基本的な技法を習得し、その楽しさと難しさを学ぶ。
【履修上の注意】
土に触れる実習です。汚れてもよい服装かエプロンなどを持参してください。
髪の長い者は束ねられるように準備を、爪は短めにしておくこと。
作品制作が中心となるので、継続性が大切にあります。
出席できないことが多くなることが予想される場合は履修をお勧めしません。
【事前準備学習】
自分の生活の中で、使用頻度の高い器を考えておいてください。(縦横20cmを上限)
展示会・ライフスタイルショップなどの売り場で、好きな焼き物をみて、簡単な図面やスケッチを用意しておくとよいでしょう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『やさしい陶芸』 加藤 霞仙 マール社 1990 さらに深く陶芸を学びたい場合は購入を勧めます。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
作品の出来栄えだけでなく、自分が使いたいものを作ろうとする取り組みの姿勢を重視します。
平常点、制作態度、事前のイメージの準備などを評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 技法説明・実演見学 | |
2 | 菊練り実習 、土を伸ばす | |
3 | 菊練り実習 、土を高く伸ばす | |
4 | 湯呑、カップ類のロクロ成形 | |
5 | 湯呑、カップ類のロクロ成形 | |
6 | 湯呑、カップ類のロクロ成形 | |
7 | タタラ作りで作品を作る | |
8 | タタラ作りで作品を作る | |
9 | 紐作りで作品を作る | |
10 | 紐作りで作品を作る | |
11 | 紐作りで作品を作る | |
12 | 紐作りで作品を作る | |
13 | 作品に絵付けをする | |
14 | 作品に釉薬を塗る | |
15 | 作品に釉薬を塗る | |
16 | 定期試験期間 | |