【講義概要】
この講義は行政職公務員(県庁・市町村職員、国家公務員)を志望する者を対象とする。
2年次修了時GPA平均2.5以上を受講対象とする、公務員試験に備える講義である。
法律科目の専門試験を実施する場合、民法は、ほとんど試験科目となっている。民法全体の領域の問題演習は必須である。
本講義で、択一問題の解き方のコツを習得したのち、民法全体をカバーして問題解答を繰り返し練習する。
問題は公務員試験の過去問を中心とする。
単なる〇×問題の解答に慣れるのではなく、法律問題の解明の仕方-論理的思考力を錬成し、繰り返すことによって、知識の定着を図る。
なお本講義は、カリキュラムポリシーに掲げる専門科目の中の民事法科目に該当し、ディプロマポリシーに掲げる民法の基礎的・体系的知識を身に着け、公務員試験に必要な能力を得ることができる。
【学習到達目標】
行政職公務員(県庁・市町村職員、国家公務員-専門科目が出題範囲にある)に合格する、民法知識・解答技能を習得する。民法総則・物権を中心とした理解を図る。
【履修上の注意】
行政職公務員(県庁・市町村職員、国家公務員)を志望する者で、かつ2年次修了時GPA平均2.5以上を受講対象とする、法律専門科目のある公務員試験に備える覚悟のある者を対象としている。物権法・担保法・債権総論を既習していることが望ましい。
問題を解くばかりではなく、解くプロセスを重視するので、解答根拠の説明を求められる。
あらかじめ、毎回の課題を解いておくだけではなく、毎回解答根拠を示す準備も必要である。
対面授業で行う。状況によって方式が変更されることもある。
teamsコードは です。
【事前準備学習】
受講前
毎回の分担は決めない。
したがって、前もって当該日の問題をすべて解いておくこと。解答根拠を述べることができる準備をすることが必要である。
受講後
繰り返しが重要である。何回も同じ問題をして、知識の定着をはかる。
不十分と思われる個所は基本書に戻り、基本知識を確認すること。問題演習によって抜けていると判断した個所をノートに記していくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『新スーパー過去問ゼミ6 民法1』 実務教育出版 20232023 開講時に指示する。
『2023年度スーパー過去問民法Ⅰ(総則物権担保物権)』 実務教育出版は今年の版を求めてください。 |
参考書 | 潮見佳男『民法(全)』有斐閣
|
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点、小テストを中心として評価する。定期試験実施は未定。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 民法問題の解き方・考え方 | |
2 | 能力に関する問題演習 | |
3 | 意思表示に関する問題演習1 | |
4 | 意思表示に関する問題演習2 | |
5 | 意思表示に関する問題演習3 | |
6 | 代理に関する問題演習 | |
7 | 物権総論に関する問題演習 | |
8 | 物権変動に関する問題演習1 | |
9 | 物権変動に関する問題演習2 | |
10 | 物権補充問題 | |
11 | 法定担保物権に関する問題演習 | |
12 | 約定担保物権に関する問題演習1 | |
13 | 約定担保物権に関する問題演習2債権の消滅に関する問題演習 | |
14 | 債務不履行に関する問題 | |
15 | 総復習 | |
16 | 定期試験期間 | |