名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限日本語表現春A名古屋 21末松 美咲AV1101

【授業情報】

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講義概要

 大学で学ぶ際に、あるいは社会生活を営む上で、日本語による言語表現は欠かせません。「日本語表現」は、大学での学修に必要な言葉の理解力、言葉を使って考える思考力、レポートや試験などで求められる表現力を身に付ける科目です。さらに大学卒業後、社会人として必要とされる日本語で読み、書き、話す能力のレベルアップを図ります。
 具体的には、社会人として必須の敬語・文法・漢字・語彙について学び、日本語検定3級認定(合格)程度の日本語力の修得を目指すことで、日本語の理解力、思考力、表現力の基礎を身に付けます。基礎知識習得後には、文章作成のための基礎について、作文を通して具体的に勉強をします。また、話す力を伸長するため、全員に3分間のスピーチを課します。
 「日本語表現」は、名古屋学院大学ディプロマ・ポリシーのうち、「知識・技能 1)人間、社会、文化、自然等に関する幅広い知識を身に付けている」及び「思考力・判断力・表現力」の「2)他者に対して、自分の考えを口頭や文章によって的確に伝えることができる」に関連した科目です。また、カリキュラム・ポリシー「教育内容」の《NGU教養スタンダード科目》「日本語・語学・情報に関する科目」に該当します。



【学習到達目標】

1.日本語力の基礎となる語彙、言葉の意味、表記、漢字の知識を身につけ、適切な表現ができるようになる。
2.社会生活で必要な敬語表現を学び、相手や場面に合わせた言葉遣いや文章表現ができるようになる。
3.文の基本となる文法の規則、学術的な文章の言葉遣い、引用表現、数字・図表に関する表現、論理的な文章の構成を学び、具体的で説得力のある文章を書けるようになる。
4.3分間スピーチを通して、改まった話を改まった場所で話すことができるようになる。



履修上の注意

 毎回テキストを持参すること。初回から使用するので忘れずに購入しておくこと。
 授業以外にも授業後のCCSによる自学自習の実施、また授業外に漢字の読み・書きの課題に取り組むことも必要です。授業内では多くの問題演習や作文課題に取り組みますので、授業はなるべく休まないようにしてください。欠席となった回も、その日の授業内容に関する自学自習の勉強と課題が課されます。
 なお、諸般の事情により、必要に応じて授業実施方法をオンラインに変更する場合があります。教員からの指示を必ず確認すること。

※この授業は、非対面授業週の講義を、CCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施します。



【事前準備学習】

 前回の授業の復習として、授業内容に関係するCCS自学自習のコンテンツを必ず終えてください。漢字力と語彙力を伸長するため、漢字課題の自習にも積極力に取り組んでください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『日本語表現テキスト』 名古屋学院大学日本語表現部会 クイックス 2023年
『漢検 10日間でできる練習問題準2級 改訂二版』 日本漢字能力検定協会 2020年
参考書『日本語検定公式領域別問題集』 日本語検定委員会 東京書籍 2019年
『日本語検定公式各級別過去問題集』 日本語検定委員会 東京書籍 2023年
参考書は図書館にも入れてあります。ご利用下さい。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

平常点と各種テスト、3分間スピーチ、CCS自学自習、漢字課題などの各課題の達成・提出状況の総合点により評価します。詳細は授業内で説明します。各課題と3分間スピーチについては、授業内またはCCSで評価・解説を行います。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション/日本語力プレテスト
2第1課 言葉の基礎知識(語彙・言葉の意味・表記・漢字)
3第2課 敬語の基本:敬語の分類・敬語の形
4第3課 間違いやすい敬語
5第4課 手紙・メールの書き方
6第5課 非標準的な文法表現(ら抜き言葉・れ足す言葉・さ入れ言葉・あいまい文)
7確認テスト(日本語検定模擬試験)/3分間スピーチ
8第6課 適切な言葉遣い(論理的な文章の表現/常体と敬体)/3分間スピーチ
9第7課 文を書く基本(主語・述語の対応とその他文法・表現/記号の使い方)/3分間スピーチ
10第8課 グラフ・図・数字を表現する/3分間スピーチ
11第9課 情報を整理する(資料から論点を整理する/要約する)/3分間スピーチ
12第10課 引用元とともに事実を示す(引用の表現/背景・問題意識を示す)/3分間スピーチ
13第11課 論理的な文章を書く ①問い・テーマを設定する
14第11課 論理的な文章を書く ②論拠・根拠を提示して論じる
15第12課 推敲する/全体の授業のまとめ/アチーブメントテスト
16定期試験期間