【講義概要】
専門基礎演習Ⅱでは、専門基礎演習Ⅰに引き続き、行政法を学習する上での基本判例を素材として、ゼミ形式を通じて、ゼミ生と教員の活発な討論を通じて学習します。
各ゼミ生が報告レジュメを作成・配布して、それぞれの報告をし、報告者や他のゼミ生との意見交換を行います。
【学習到達目標】
行政法に関する基本的な理解ができていることを前提として、関連するテーマに対する学説や判例の展開状況を整理しながら、自らの見解を説明することができる能力を習得することを目標とします。報告者以外のゼミ生も報告内容に対して、質問、意見発表を行うことを通じてコミュニケーション能力の向上を図ります。
討論を通じて、ディプロマ・ポリシーに掲げられているリーガルマインドの習得を図り、実社会で生起する様々な法的課題を正確に理解し、解決力を考える能力を身につけることを目指します。
【履修上の注意】
報告者以外のゼミ生も、各回の報告判例について質問、意見発表ができるように概要を把握して、私見をまとめておくこと。毎回、全員に発言を求めます。
【事前準備学習】
行政法の体系に従って、毎回2名が報告を行う。報告者は、レジュメ(A4:4ページ程度)を作成し、30分以上報告を行う。
報告者以外の者は、質問、感想等を全員が各報告者につき1回以上は発言する。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | テキストは指定しないが、行政法の解説書を必ず購入すること。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点で評価する。レジュメの作成、発表への取り組み姿勢、授業での質疑や討論への参加態度などを総合的に判断して評価を行う。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション、報告担当の決定 | |
2 | 行政処分の付款 | |
3 | 給付行政の役割と仕組 | |
4 | 行政処分の瑕疵(実体的瑕疵と手続的瑕疵) | |
5 | 行政処分に特有の効力 | |
6 | 行政処分の職権取消しと行政処分の撤回 | |
7 | 行政処分と憲法上の適正手続 | |
8 | 行政手続法における申請に対する処分に関する規律 | |
9 | 行政手続法における不利益処分に関する規律 | |
10 | 行政手続法における行政指導に関する規律 | |
11 | 行政手続法における届出及び意見公募手続に関する規律 | |
12 | 行政計画の種類と法律による規律 | |
13 | 行政調査の種類と法律による規律 | |
14 | 行政機関における情報公開制度 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |