【講義概要】
専門基礎演習Ⅰでは、行政法を学習する上で必要となる基本的事項についてゼミ形式を通じて、ゼミ生と教員の活発な意見交換を通じて学習します。
各ゼミ生が報告レジュメを作成・配布して、それぞれの報告をし、報告者や他のゼミ生との意見交換を行います。
【学習到達目標】
行政法に関する基本的な理解ができていることを前提として、関連するテーマに対する学説や判例の展開状況を整理しながら、自らの見解を説明することができる能力を習得することを目標とします。報告者以外のゼミ生も報告内容に対して、質問、意見発表を行うことを通じてコミュニケーション能力の向上を図ります。
討論を通じて、ディプロマ・ポリシーに掲げられているリーガルマインドの習得を図り、実社会で生起する様々な法的課題を正確に理解し、解決力を考える能力を身につけることを目指します。
【履修上の注意】
①報告者以外のゼミ生も、各回の報告判例について質問、意見発表ができるように概要を把握して、私見をまとめておくこと。毎回、全員に発言を求めます。
②行政法の教科書は、必ず購入すること。
【事前準備学習】
報告者は、報告担当箇所について、教科書を読み、参考文献にも当たり、報告レジュメを作成し、報告する。報告レジュメには、要旨、論点、関係判例をまとめたうえで、自らの見解(私見)を提示する。出典は、必ず明記する。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 特定の教科書は指定しないが、行政法の解説書を必ず購入すること。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点で評価する。レジュメの作成、発表への取り組み姿勢、授業での質疑や討論への参加態度などを総合的に判断して評価を行う。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション、自己紹介、報告担当の決定 | |
2 | 行政の概念、行政法の概念、行政法の分類など | |
3 | 私行政と公行政、権力的行政と非権力的行政、規制行政と給付行政など | |
4 | 国、地方公共団体、独立行政法人等、行政組織の構成など | |
5 | 行政機関による直営、行政事務の外部化、民間委託など | |
6 | 法治主義(法律による行政) | |
7 | 行政裁量 | |
8 | 行政規範の定立(行政立法) | |
9 | 行政処分 | |
10 | 行政手続 | |
11 | 行政指導 | |
12 | 行政契約 | |
13 | 行政調査 | |
14 | 情報公開 | |
15 | 個人情報保護 | |
16 | 定期試験期間 | |