名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限刑事政策秋A名古屋 23笹山 文徳LG3321

【授業情報】

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講義概要

 新聞・TV・スマートフォンなどを通して、犯罪に関する報道を目にしない日はないでしょう。
 では、次の3点を考えたことはありますか。

  1.なぜ人は犯罪を犯すのか?
  2.犯罪者を罰するのはなぜだろうか?
  3.犯罪者はどのような処遇を受けているか?

 このことを考察するのが「刑事政策」です。

 本講義の前半部分(犯罪学)では、わが国の犯罪状況を概観し、人が犯罪を犯す原因とは何かについて、説明します。後半部分(刑事政策)では、犯罪者を罰するのはなぜか、犯罪者をどのように処遇するのが適切かについて、焦点を当てる予定です。

 なお、本講義は、法学部のディプロマポリシー「思考力・判断力・表現力」のうち、特に「法的思考力・法的判断力」および「実社会で生起する様々な法的課題を正確に理解し、解決策を考える能力」を身につけることを目的としています。また、カリキュラムポリシーにおける「専門科目」のうち、「刑事法科目」に位置づけられます。



【学習到達目標】

 わが国の犯罪状況および犯罪原因を把握し、犯罪対策の現状と課題を身につけることが目標です。
 その上で、刑事事件に関するニュースについて、「何が問題となるのか」を理解できるようになってほしい。



履修上の注意

 「刑事訴訟法1」(春学期)および「刑事訴訟法2」(秋学期)を履修することが望ましい。



【事前準備学習】

 新聞やニュースを見て、日々発生する刑事事件に関心を持ち、予備知識としてください。
 各講義で配布するレジュメ(前回の講義のまとめ・次回講義のポイントを記載予定)を用いて、予習・復習をし理解を深めてほしい。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『犯罪学』 瀬川晃 成文堂 1998
『犯罪白書〔令和4年版〕』 法務省法務総合研究所 2022
指定図書一覧

評価方法

①中間試験 〔40%〕
②学期末試験 〔60%〕

※試験に関しては、授業内での解説もしくは講評文書の配布を行います。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション
2わが国の犯罪状況
3犯罪学の誕生
4犯罪の原因(1) 生物学的要因
5犯罪の原因(2) 心理学的要因
6犯罪の原因(3) 社会学的要因
7犯罪学の現在
8刑罰制度
9犯罪者の処遇(1) 矯正
10犯罪者の処遇(2) 更生保護
11少年による犯罪
12高齢者による犯罪
13犯罪被害者
14新しい犯罪現象と刑事立法
15これからの刑事政策のあり方
16定期試験期間