【講義概要】
1年ゼミで培った基礎的な能力を活用し、3・4年ゼミに向けてさらにゼミでの議論の作法を身につけつつ、刑法についての知識を深めていきます。実際に扱うテーマ、細かい進め方は受講者と相談しながら決定する予定ですが、さしあたり刑法総論についての重要な判例を素材として全員で議論することを予定しています。また、必要に応じて刑事法に関連する施設を実際に見学することも予定しています。
なおこの授業は、法学部カリキュラムポリシーにおける少人数の演習科目であり、法学部ディプロマポリシーに即して言えば、自ら調べて発表を作り上げることで「情報収集・分析力」等を養い、それを発表し、また議論することで「コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力」を高めることを目標としています。
【学習到達目標】
ゼミでの調査、発表、議論を通じて刑事法に対する関心を高め、知識を深め、議論に積極的に参加することでコミニュケーション能力、プレゼンテーション能力を向上させる。また、十分な予備調査をしてから社会見学を行うことで、社会において実際に刑事法が働く仕組みを目にすることで、社会における法を身近に感じられるようにする。
【履修上の注意】
ゼミでは議論に参加する上で事前学習は必須です。出席しても黙って座っているだけ、というようにゼミの時間を無駄な時間にしないようにしてほしいと思います。ゼミとは毎回、全員で作り上げるものです。毎回極力休まないようにすることは当然ですが、欠席する場合には連絡をきちんとしてください。無断で欠席した場合は、失格も含む厳しい対応をします。
【事前準備学習】
上述したように、毎回扱う判例について予習をしてくる必要があります。判例の文章は読みななれないものですし、分量も多いですが、しっかり読み込んできてください。具体的な内容については、進度に応じて教員が毎回指示します。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点で評価します。発表の際のレジュメ、発表内容、準備、またゼミでの発言などの参加態度などを総合的に判断して評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス・オリエンテーション:授業の進め方など | |
2 | 判例報告1:因果関係 | |
3 | 判例報告2:不作為犯 | |
4 | 判例報告3:正当防衛 | |
5 | 判例報告4:緊急避難 | |
6 | 判例報告5:具体的事実の錯誤 | |
7 | 判例報告6:不能犯 | |
8 | 判例報告7:中止犯 | |
9 | 判例報告8:過失犯 | |
10 | 判例報告9:間接正犯 | |
11 | 判例報告10:共謀共同正犯 | |
12 | 社会見学:準備、事前学習 | |
13 | 社会見学:実際の見学 | |
14 | 社会見学:見学を終えて事後学習 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |