【講義概要】
政治学の基礎概念について入門的講義を行う。各回の講義テーマを意識しながら、政治的なものの概念、政治の分析方法などを紹介し、より専門的な政治学の理解に向けた手掛かりを与えるため、政治理論と現実の政治、および政治思想と現実の政治とを結びつけながら、私たちを取り巻く身近な政治現象を多角的に検討する。
なお、本講義は、カリキュラム・ポリシーに掲げる「専門科目の学修効果を高めるため、法学専門教育の入り口として配置される導入科目」に該当する。また、社会の持続的発展に貢献できる視野の広い人材の育成を目標とするディプロマ・ポリシーを達するため、情報収集・分析力、論理的思考力等の技能を身に着けるとともに、謙虚に学び、他者を理解・尊重して、よりよい人間関係を築こうとする姿勢を育むことを目的とする。
【学習到達目標】
政治学の基礎的な知識を理解し、現代社会で生起する具体的な政治的変容を念頭に置きながら、身近な政治現象を捉え、現代政治に対して自分なりに分析できるスキルの獲得を目標とする。
【履修上の注意】
新聞に眼を通す習慣を身に着け、社会の中で生起する様々な事象について幅広く知るよう努めること。
授業中の私語は厳禁。
【事前準備学習】
毎回の講義後、講義内容について(参考書や配布資料などを用いて)十分に復習、整理し、そのうえで次回講義に出席すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 特に指定しない。板書を中心に講義を進める。必要に応じ、レジュメや資料を配布する。 |
参考書 | 『政治学の第一歩[新版]』 砂原庸介・稗田健志・多湖淳 有斐閣 2020年 『政治学』 新川敏光・大西裕・大矢根聡・田村哲樹 有斐閣 2017年 『東アジア国際関係の新展開』 鈴木隆 志學社 2017年 『安全保障と国際関係』 鈴木隆 内外出版 2016年 『市民社会の成熟と国際関係』 鈴木隆 志學社 2014年 『東アジア統合の国際政治経済学』 鈴木隆 国際書院 2011年 上記以外については講義の中で適宜紹介する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
期末の試験と講義の進捗に合わせて適宜実施する小テストとの結果を総合して判断する。
なお、小テストについてはテスト終了直後にCCSを通じて解説を行う。また、定期試験についてはCCS経由で案内する方法にて解説を行う。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | 政治とは何か | |
3 | 権力と自由 | |
4 | 正当性の論理 | |
5 | 権力と国家 | |
6 | 近代国家の原理 | |
7 | 近代国家とデモクラシー | |
8 | 政治体制(1)大統領制 | |
9 | 政治体制(2)議院内閣制 | |
10 | 現代の福祉国家 | |
11 | 選挙の原則 | |
12 | マスメディアと政治 | |
13 | 利益集団と圧力団体 | |
14 | 政治意識と政治的無関心 | |
15 | 地方自治 | |
16 | 定期試験期間 | |