【講義概要】
教職の意義と教員の役割、教師像の変遷、教師を育成するシステム、教師の専門性、現在の教員に求められる資質・能力、教員の職務、チーム学校、教師のライフサイクルと教員研修、教員採用試験、教師からの転職について、テキストをもとに具体的な事例を交えながら解説する。また、教師になったたどのような道を歩んでいくのか、想定されるリスクやその回避・対処方法についても考え、キャリアプランをまとめてもらう。授業は講義を中心とするが、グループワークや発表学習も行い、映像も視聴する。
【学習到達目標】
・教職の意義と教員の役割について認識を深め、教師像の変遷について理解する。
・教師を育成するシステム、教師の専門性について理解し、教員に求められる資質・能力、教員の職務について認識を深める。
・チーム学校について理解する。
・教師のライフコースと教員の力量形成の方法を理解する。
・教員採用試験や教師からの転職について理解するとともに、教職への関心や意欲を高め、自己の教職への適性を見極める。
・教員としてのキャリアプランを作成し、自己の課題を見出すことができる。
【履修上の注意】
・教職課程の入門的な科目であるため、1年で受講するのが望ましい。
・授業を欠席した場合、その回の授業についての学習や配布資料の入手は受講生本人の責任において行う。
・見知らぬ学生とのグループワークを行うため、最初は抵抗があるかもしれないが、積極的に参加する。
・教員になるための心構えを問う科目であるため、ふさわしくない言動が見られた場合は退席を命じることがある。
【事前準備学習】
【受講前】 次の授業で取り上げるテキストの章をしっかり読み、重要であると思われる箇所に薄くアンダーラインを引き、分からない語についてはインターネットなどで事前に調べておく。出される課題については、しっかり調べて、自分でまとめるとともに自分の考えも述べ、出典を必ず明記する。
【受講後】 授業内容を復習し、分からないことについては次の授業時に質問し確認する。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『教職論』 吉田武男 ミネルヴァ書房 2019 授業開始までに教科書を必ず購入しておくこと。 |
参考書 | 『実践に活かす教育基礎論・教職論』 樋口直宏・牛尾直行 学事出版 2013 『新しい時代の教職入門』 秋田喜代美・佐藤学 有斐閣アルマ 2010 『教職論』 新井保幸・江口勇治 培風館 2019 参考書については授業中に説明する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験結果、ワークシートおよび課題の内容、授業態度(グループワークへの参加など)により総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 教師になるということ | |
2 | 教師の資格と役割・責任 (テキスト第1章) | |
3 | 教師を育成するシステム(明治期から昭和期) (テキスト第2章) | |
4 | 教師を育成するシステム(平成期) (テキスト第3章) | |
5 | 理想とする教師像 (テキスト第4章) | |
6 | 教師の専門性 (テキスト第5章)(チーム学校含む) | |
7 | 教師の職務 (テキスト第6章) | |
8 | カリキュラムを創る教師 (テキスト第7章) | |
9 | 学級を創り育てる教師 (テキスト第8章) | |
10 | 授業を創る教師 (テキスト第9章) | |
11 | 障がいのある子どもを支援する教師 (テキスト第10章) | |
12 | 教師のライフコースと教員研修 (テキスト第11章) | |
13 | 教師になるために (テキスト第12章) | |
14 | 教師から・への転職 (テキスト第13章) | |
15 | キャリアプラン作成 | |
16 | 定期試験期間 | |