【講義概要】
本講義では、日本国憲法における総論、統治機構、人権論に関わる判例の中から特に重要と考えるものを取り上げ、より1つの事例から様々な論点を検討し、掘り下げて理解することを目的とします。
本講義は、カリキュラム・ポリシーに掲げる専門科目のうち公法科目(選択科目)として開講され、ディプロマ・ポリシーに掲げる憲法の重要論点についての基礎的知識の体系的に身につけ、実社会で生起する様々な憲法問題を正確に理解し、解決策を考える能力を得ることができます。
【学習到達目標】
1つの判例に含まれる複数の論点を把握し、それぞれについてこれまでの授業で身に着けた体系的知識を活用する方法を身に着けること目標とします。
【履修上の注意】
授業を聞いただけで理解することは難しいので、授業の配布資料や教科書の該当範囲を読み込んで復習することが望ましいです。
憲法1a・1bを履修済みであることを前提として授業を実施します。
授業中、教員から意見を求めることがあります。積極的な授業参加ができる人を求めます。
【事前準備学習】
第1回目授業で指示事前事後学習の仕方について説明します。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『憲法Ⅰ 総論・統治 第3版』 毛利 透ほか 有斐閣 2022 『憲法Ⅱ 人権 第3版』 毛利 透ほか 有斐閣 2022 『憲法判例百選Ⅰ 第7版〔No.245〕』 長谷部 恭男ほか 有斐閣 2019 『憲法判例百選Ⅱ 第7版〔No.246〕』 長谷部 恭男ほか 有斐閣 2019 指定教科書は必携です。
この他に六法を必携とします。
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参考書 | 参考書は授業内で指示します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
期末レポート70%、平常点30%
平常点については授業課題・小テスト・授業への参加具合を30点に換算します。
詳細は第1回目授業で説明します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス・政教分離 | |
2 | 人権享有主体 | |
3 | 法の下の平等 | |
4 | 表現の自由 | |
5 | 人身の自由 | |
6 | 職業選択の自由 | |
7 | 生存権 | |
8 | 教育を受ける権利 | |
9 | 労働権 | |
10 | 内閣 | |
11 | 議院の権能 | |
12 | 司法権の限界 | |
13 | 司法権の独立 | |
14 | 財政 | |
15 | 地方自治 | |
16 | 定期試験期間 | |