【講義概要】
現在の国際社会には、戦争や民族・宗教対立、環境汚染、エイズ、貧困、テロリズムなど、数多くの問題が山積しています。そして、そのどれもが、私たちの暮らす日本の抱える諸問題と通底しています。
本演習は、国際社会の中の難題を日本に軸足を置きつつ考察し、それらに対する自分なりの答え(解決策)を導き出す力(自分なりのものさし)を養成します。また、既存の知識を学ぶのではなく、グローバル化に絡む日本の諸問題を自分なりにつかみ、自分なりの解決策を導き出す知恵の育成を目指します。
なお、本講義は、カリキュラム・ポリシーに掲げる少人数編成の演習科目に該当し、社会の持続的発展に貢献できる視野の広い人材の育成を目標とするディプロマ・ポリシーを達するため、法律学における基礎的知識の体系的理解、およびその応用力を身に着けるとともに、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の涵養を図り、また同時に、他者に対して自分の法的な考えを口頭や文章によって的確に伝えることのできる能力を育むことを目的とする。
【学習到達目標】
専門基礎演習で培った知識や能力を基礎に、共通の文献を講読して、それを題材に演習形式で討議することを軸に学修を深めていきます。今次の社会問題について、法的・政治学的な視点から考察し、検討できるようになることを目指します。
また、各回のテーマに合わせて、ゼミ生それぞれが身近に感じることのできる具体的な問題を任意に取り上げ、それを国際社会の中の難題と絡めながら日本に軸足を置いて考察し、私たちの暮らしを取り巻く諸問題への自分なりの解決策を導き出す力を養成します。
【履修上の注意】
授業の準備にあたって、新聞や図書館の資料などを積極的に活用すること。
授業の大部分はグループ学習となりますので、欠席や消極的な参加は厳に慎むこと。
授業時間外であっても、ゼミのメンバーで集合するなどして発表の準備を進めること。
学業だけではなく、友人ネットワークの基点としてもゼミを積極活用するつもりで意欲的に参加すること。
【事前準備学習】
現代国際関係と日本社会との関係に明確な問題意識を持ちながら日々の情報に接すること。
労を惜しまずに新聞などを講読し、情報やデータを収集して、現在起こっている問題の概況を把握すると同時に、その問題に対する自分なりの意見を持つよう心掛けること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点で評価します。レジュメの完成度、発表に取組む姿勢、質疑応答や討論への参加度などを総合的に判断して評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス・オリエンテーション 専門演習の進め方について | |
2 | 共通テーマ(1) 第2次世界大戦をめぐる国際関係 | |
3 | 共通テーマ(2) 冷戦時代の国際関係 | |
4 | 共通テーマ(3) 国際連合をめぐる国際関係 | |
5 | 共通テーマ(4) ヨーロッパの国際関係 | |
6 | 共通テーマ(5) アメリカ/ラテンアメリカの国際関係 | |
7 | 共通テーマ(6) 北東アジアの国際関係 | |
8 | 共通テーマ(7) 東南アジア/中央アジアの国際関係 | |
9 | 共通テーマ(8) 中東/アフリカの国際関係 | |
10 | 共通テーマ(9) メディアと国際関係 | |
11 | 共通テーマ(10) 環境問題と国際関係 | |
12 | 共通テーマ(11) 人口問題と国際関係 | |
13 | 共通テーマ(12) 南北問題と国際関係 | |
14 | グループ討論 | |
15 | 専門演習の振り返り 成果と課題 | |
16 | 定期試験期間 | |