【講義概要】
導入演習で培った知識や能力を基礎に、法学部専門科目で扱われた論点や各回毎に定めたテーマに絡む新聞記事、論説記事などを題材として、演習形式を軸に学修を深めていきます。それにより、今次の社会問題について、法的・政治学的な視点から考察し、検討できるようになることを目指します。
授業で扱うテーマ(社会問題)については、ゼミ生の皆さんが身近に感じることのできる具体的な問題を取り上げます。また、講義で得た知識をレジュメの作成やプレゼンテーションに活かすため、毎回の演習を通じてレジュメの作成、発表、質疑応答を反復訓練していきます。
なお、本講義は、カリキュラム・ポリシーに掲げる少人数編成の演習科目に該当し、社会の持続的発展に貢献できる視野の広い人材の育成を目標とするディプロマ・ポリシーを達するため、法律学における基礎的知識の体系的理解、およびその応用力を身に着けるとともに、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の涵養を図り、また同時に、他者に対して自分の法的な考えを口頭や文章によって的確に伝えることのできる能力を育むことを目的とする。
【学習到達目標】
本演習では、「導入演習」で修得した①文献を適切に読み解く力(文献講読力)、②文献の内容を敷衍したレジュメを作成する力、③作成したレジュメの内容を的確に表現する力といった各能力により一層の磨きをかけながら、さらに、法学部の学生として、自ら関心のある社会問題について考察し、法的な視点から問題の本質を捉えて、解決策を導出していく高い意識の涵養を目指します。
【履修上の注意】
授業の準備にあたって、新聞や図書館の資料などを積極的に活用すること。
授業の大部分はグループ学習となります。よって、欠席や消極的な参加は厳に慎むこと。
授業時間外であっても、ゼミのメンバーで集合するなどして発表の準備を進めること。
学業だけではなく、友人ネットワークの基点としてもゼミを積極活用するつもりで意欲的に参加すること。
【事前準備学習】
私たちの暮らしを取り巻く社会事象に明確な問題意識を持ちながら日々の情報に接すること。
新聞に目を通す習慣を身に着け、社会の中で生起する様々な事象について幅広く知るよう努めること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点で評価します。レジュメの完成度、発表に取組む姿勢、質疑応答や討論への参加度などを総合的に判断して評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス・オリエンテーション 専門基礎演習の進め方について | |
2 | 新聞記事講読(1) 社会(司法) | |
3 | 新聞記事講読(2) 政治 | |
4 | 新聞記事講読(3) 経済 | |
5 | 新聞記事講読(4) 文化 | |
6 | 新聞記事講読(5) くらし | |
7 | 新聞記事講読(6) 国際 | |
8 | 論説記事講読(1) 社会(司法) | |
9 | 論説記事講読(2) 政治 | |
10 | 論説記事講読(3) 経済 | |
11 | 論説記事講読(4) 司法 | |
12 | 論説記事講読(5) くらし | |
13 | 論説記事講読(6) 国際 | |
14 | グループ討論 | |
15 | 専門基礎演習の振り返り 成果と課題 | |
16 | 定期試験期間 | |