【講義概要】
スペイン語は、スペインと、メキシコ、中南米を中心に20以上の国と地域で公用語であるだけでなく、アメリカ合衆国をはじめ、世界の多くの国々で話されている。スペイン語話者は約5億人に達すると言われ、国連の公用語の一つでもあることから、世界の様々な国の多くの分野でスペイン語教育が展開している。
日本語のカタカナを読むように、「ローマ字」に近い発音の多いスペイン語は、母音も日本語と同じ5音である。また、歴史的な経緯から、日本語の中にスペイン語に起源を持つ語句が多くあり、ふれてみれば日本人には親しみやすい言語である。
授業では、スペイン語の整然とした明瞭な文法にふれ、会話練習などで実際に使いながら、コミュニケーションの力を養う。
スペイン語圏の最新ニュースに可能な限りふれ、また映像資料などを用いて、適宜スペイン語圏の文化紹介を行う。
【学習到達目標】
スペイン語の語彙、表現を増やし、使えるようになる。
スペイン語で使える文法事項の範囲を広げ、会話に応用する。
辞書を効果的に使えるようになる。
【履修上の注意】
・春学期に得た基礎知識をもとに、コミュニケーションへと応用していく。文法事項を組み合わせて文、さらに会話を構成していく機会が増えるので、授業中の練習、授業外の課題ともに、辞書を使いながら効率的に取り組んで欲しい。春学期に引き続き、とにかく毎回きちんと出席すること。居眠り・雑談などしないで授業に集中すること。授業への積極的な参加を期待しています。
・わからないことがあれば、時間をおかず遠慮なく質問すること。
・辞書(電子辞書も可)を持ってくること。
・授業中にスペイン語圏のニュースにふれ、適宜映像などを用いた文化紹介を行う。
【事前準備学習】
毎回、テキストのポイントになるところを中心に、読んで語句を調べるなど準備をして授業にのぞむこと。また講義で「重要!」と言われたことは、先送りにせずその都度覚えるようにすること。少しずつでも毎回の復習が重要である。小テストを行う際は実施日と範囲を予告するので必ず準備すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『彩りスペイン語』 辻 博子、野村 明衣 朝日出版社 2021 |
参考書 | 『西和中辞典 第2版』 高垣敏博 小学館 2007 『プエルタ 新スペイン語辞典』 上田博人 研究社 2006 『クラウン西和辞典』 原 誠 三省堂 2005 『現代スペイン語辞典 改訂版』 山田善朗 白水社 1999 *辞書は一例ですので、いずれか一冊で十分です。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験50%、小テスト、提出物30%。平常点20%で評価する。平常点は、授業態度(授業中の発言の様子、私語、居眠りはないか)、遅刻、予習復習の有無などを含む。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 春学期の復習、L6・動詞estar、serとestarの違い | |
2 | 存在を表すhay | |
3 | hayとestar | |
4 | L7・1人称単数形のみ不規則の動詞 | |
5 | 直接目的人称代名詞「~を」 | |
6 | 間接疑問文、時間表現2) | |
7 | L8・語幹母音変化動詞 | |
8 | 間接目的人称代名詞「~に」 | |
9 | L9・不規則のパターンを組み合わせで持つ動詞 | |
10 | 前置詞格人称代名詞、gustar型動詞1) | |
11 | gustar型動詞2) | |
12 | L10・不定語・否定語 | |
13 | 天候表現、比較表現(形容詞) | |
14 | L11・再帰動詞1)、 | |
15 | 再帰動詞2)、秋学期の復習とまとめ | |
16 | 定期試験期間 | |