【講義概要】
救命・救急の知識は、保健医療・福祉の現場においては、非常に重要である。
また、一般市民の一次救命処置は、傷病者の社会復帰において、大きな意義を持つものである。
救命・救急に関する基礎的な知識を学ぶとともに、心肺蘇生法など応急的な実際の処置に関する技術を修得する。
【学習到達目標】
救急時の状況を理解でき、適切な対応、処置ができるようになる。
心肺蘇生法の意味を理解し、実行できるようになる。
【履修上の注意】
あくまでも救急時の対応に関して学ぶことではあるものの、一般市民としての必要な処置並びに考え方を学ぶ意欲のある者。
また、心肺蘇生法の修得(実技を含む)の意欲のある者。
実習があるので、欠席・遅刻の無いようにする。
実習+実技試験は、7月の補講日で実施予定です。
講義担当者から課題が出された場合には、期限までに提出すること。
なお、実技試験の受験資格として、5回目の欠席と失格とする。
【事前準備学習】
授業内で得た知識、技術を反復し、実際の現場に遭遇した際に、適切な行動が取れるようにすること。
熱中症やスポーツ現場で起こる救急処置について、自身の競技活動や自己管理に反映できるようにすること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『改訂6版救急蘇生法の指針2020 市民用』 監修:日本救急医療財団心肺蘇生法委員会 へるす出版 2021 授業の中で資料を配布したり、必要に応じて授業の中で指示をしていく。 |
参考書 | 『改訂6版 救急蘇生法の指針2020 市民用・解説編』 監修:日本救急医療財団心肺蘇生法委員会 へるす出版 2021 授業の中で資料を配布したり、必要に応じて授業の中で指示をしていく。 |
指定図書 | 『BLSプロバイダーマニュアル : AHAガイドライン2020準拠 』 American Heart Association著 シナジー 2022 『JRC蘇生ガイドライン』 日本蘇生協議会監修 医学書院 2021 |
【評価方法】
実技試験を基に評価する。それに加えて、授業態度、授業内で実施する小テストやレポートなどの提出課題も評価の対象となる。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス、一次救命処置における市民の役割 | |
2 | 循環器系 | |
3 | 呼吸器系 | |
4 | 頭部外傷、脳血管疾患 | |
5 | 整形外科的外傷(1)−外傷の応急処置など− | |
6 | 整形外科的外傷(2)−スポーツ外傷など− | |
7 | 突然の心停止を防ぐために、ファーストエイド | |
8 | スポーツ現場で起こる救急処置(1)−熱中症とテーピングによる保護− | |
9 | スポーツ現場で起こる救急処置(2)−整形外科的外傷へのテーピング− | |
10 | 一次救命処置の方法(1)−全体の流れ− | |
11 | 一次救命処置の方法(2)−コロナ禍での注意点− | |
12 | 心肺蘇生法実習(1)−心肺停止の認識− | |
13 | 心肺蘇生法実習(2)−胸骨圧迫とAED− | |
14 | 心肺蘇生法実習(3)−実習内容の総括− | |
15 | 心肺蘇生法実習(4)−実技試験− | |
16 | 定期試験 | |