【講義概要】
健康であることの意味と健康管理の大切さを学ぶとともに自己管理により健康の保持・増進ができるようその基礎を学習する。現代を取り巻く社会環境と健康との関係を明らかにした上で、疾病(生活習慣病など)および健康の維持増進が、運動とどのように関わっているかについて理解することをねらいとする。健康増進に対するこれまでのあゆみや日本の健康政策を理解し、健康を取り巻く生活環境や生活習慣病に関する知識、予防・改善について学習する。また、科学的根拠のある情報収集の方法や判断力を学び、情報を適切に取捨選択する力を身につける。
この授業は、本学のディプロマ・ポリシーのうち以下の能力を養うことを主な目的としている。
【知識・技能】
・健康管理の概念を理解し、説明できる。
【思考力・判断力・表現力】
・健康に関する社会的課題の実態やこれまでの変化を把握し、その関連要因、改善策を提示することができる。
・自身の生活習慣を振り返り、改善点を考えることができる。
【主体性・多様性・協働性】
・健康に関する情報を積極的かつ広範に求める態度を身につけている。
【学習到達目標】
・健康を規定する要因を理解する。
・疫学の重要性を理解する。
・科学的根拠のある情報の取捨選択を身につける。
・保健統計の種類と目的を理解する。
・生活習慣と疾患の関連、基本的知識を理解する。
・健康づくり・健康管理に関連する施策の必要性と主要なものを理解する。
・ライフステージ毎の健康づくりの基本的知識を習得する。
【履修上の注意】
・授業への出席は大前提である。
・授業中の携帯電話・スマートフォン等の通信機能を有する電子機器の使用は、指示した場合を除いて厳禁とする。授業の詳細は、初回授業時に説明する。
【事前準備学習】
シラバスを参照したうえで、自分自身の生活環境、健康状態や健康管理の問題点、疑問点を考える。
授業内容に関連した情報を調べ、理解を深める。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『基礎から学ぶ健康管理概論改訂第5版』 尾島俊之,堤明純 株式会社 南江堂 2020 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
80%以上の出席で評価の対象となる。
・定期試験(70%)、レポート・小テスト (20%)、授業態度(10%)により総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 健康,健康管理の概念 | |
2 | 公衆衛生・環境と健康 | |
3 | 疫学について | |
4 | 健康、疾病、行動にかかわる統計 | |
5 | 科学的根拠のある健康情報の収集と処理 | |
6 | スクリーニング、体調管理、セルフチェック | |
7 | 人口動態 | |
8 | 生活習慣:食生活、身体活動、休養 | |
9 | 生活習慣:喫煙、飲酒、睡眠、ストレス | |
10 | 主要疾患、歯科・口腔の健康 | |
11 | 社会保障制度 | |
12 | 高齢化社会での健康管理 | |
13 | 学校・生徒の健康管理 | |
14 | 職場の健康管理 | |
15 | 地域の健康管理・保健予防システム | |
16 | 定期試験期間 | |