【主題】
刑法事例演習として、具体的事例を使って条文解釈の基本を身に付けたいと思います。
【指導方針概要】
すでに受講した刑法総論・刑法各論の知識をもとにして、具体的な事件の取り扱いやその法的根拠を、少しずつ学んで欲しいと思います。皆さんが社会に出てからは、自分の意見やプランについて、その理由を挙げて他者を説得することが求められます。単なる思い付きや個人的感想では説得できないでしょうし、正確な状況の認識と社会人としての良識にもとづくものでなければなりません。ゼミ演習は、こうした論証能力を養うための科目であり、皆さんの大学生活を有意義なものにするために必要不可欠な科目です。ゼミ演習では、積極的に研究発表や仲間との議論に参加して頂くことが大前提です。
なお、授業方法については、開始時の感染状況によって異なってきますので、教務課(CCS)の連絡に気をつけて下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 『刑法総論の基礎と応用―条文・学説・判例をつなぐ』 佐久間修 成文堂 2015年 『Law Practice 刑法[第4版]』 佐久間修=高橋則夫=松澤伸=安田拓人 商事法務 2021年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
法律学の勉強では、まず自分自身で資料を調べながら、少しずつ問題点を明らかにするとともに、第三者と意見を交換して自分の考えを深める必要があります。積極的に議論に参加することが、法的思考を深めるための必要条件です。したがって、評価方法も、ゼミ報告や議論に対してどれくらい貢献したかで決めることになります。
なお、法律を学ぶ者として、社会人が身に付けるべき最低限のルールがあります。その意味で、「セルフ・コントロール」のできる人間であって欲しいと思います。なお、毎回の授業では、六法とテキストを必ず持参して下さい。