【講義概要】
本科目は、NPO(非営利組織・非営利団体)の意義やそれらが掲げるミッションを踏まえ、その設立から資金調達等を含むマネジメントについて経営学の観点も含めて議論する。また、受講生は当該議論の理解を深化及び表出化すべく、ワークショップとして架空のNPOをグループで考案し報告する。
したがって、受講生は本講義をつうじて、NPOの経営における課題を発見する力とともに人々の生活(及び地域)社会の発展・改善のための知識や判断力を養うことを目指す。
なお、NPO法人はすべからく、いわゆるサービス財を提供する組織であるから、そのマネジメントにはサービスマネジメントの理論的観点から考察することができる。したがって、事前に「サービスマーケティング」を履修していることが望ましい。
【学習到達目標】
NPOのマネジメントにおける知識とソーシャル・アントレナーシップの視点を身につけ、現代社会の問題解決のソリューションとしてのNPOのイメージを具現化できるようになること。
【履修上の注意】
本講義の前半は、基本的に担当教員によるPPTスライドを用いた講義形態となります。したがって、内容に関して真剣にノートを取り、他の受講生の迷惑になる行為(私語、携帯電話・スマートフォンでの遊戯、講義及びスライドの録画・撮影禁止)が目立つ者には退室していただきます。後半では、受講生によるプレゼンテーションを目指し、ワークショップを行なうので、積極的に参加してください。
なお、サービスマーケティングの履修を可能なかぎり履修しておいてください。
【初回授業について】
初回授業はTeams(オンライン)でおこないます。
コード:mxhtgap
チーム:【水3】NPOマネジメント論(蒲生)
【事前準備学習】
日経新聞やweb、テレビ番組(WBS等)をつうじて、日頃から経済や市場のトレンドに関する情報を得ておいてください。また、わからないことや確認したい点があれば、遠慮なく授業後に質問してください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『はじめてのNPO論』 澤村明ら 有斐閣 2017 『テキストブック NPO [第3版]』 雨森孝悦 東洋経済新報社 2020 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
プレゼンテーション50%+期末レポート50%(+α=積極的な参加態度を加点)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 講義ガイダンス | |
2 | NPOの概要:その必要性と役割 | |
3 | 法・制度 | |
4 | ステークホルダー①行政 | |
5 | ステークホルダー②企業 | |
6 | マネジメント | |
7 | ガバナンス | |
8 | 資金調達 | |
9 | ソーシャル・アントレプレナーシップ | |
10 | グループワーク①ガイダンス | |
11 | グループワーク②ミッション選択 | |
12 | グループワーク③コンセプトと戦略 | |
13 | グループワーク④PPT作成 | |
14 | グループワーク⑤続・PPT作成 | |
15 | グループ・プレゼンテーション | |
16 | 定期試験期間 | |