名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限民法総則1春A名古屋 21大久保 紀彦LG1102

【授業情報】

表示する



講義概要

法学部4年間を通じて学ぶ「民法」のうち、「第一編 総則」を対象として1年生の1年間で学んでいきます。民法全体の共通項として編纂されている民法総則は抽象的規定となっていますが、その多くは、みなさんが毎日経験し、就職後にも向き合うこととなる「契約」の基本ルールなのです。そのような視点から、前期は「民法総則・基礎編」として講義を行ないます。
開講の講義で、高校生までの学修との継続性を考慮した導入を行ない、民法全体を「民法総則」との関連性から概観します。その後、契約当事者である二者関係などの基礎的部分に絞って民法総則全体を学修し、基本的な概念・用語も身につけてもらいます。教科書では「司法試験」の問題を扱いますが、いくつかの問題の一部は解けるようになっていくことを確認できるはずです。
講義では、みなさんの学びが就職後にどう活かされるかを考えてもらえるよう、具体例を提示していきます。ただし、条文重視です。教員執筆のテキスト、条文集を傍らに、毎回の授業についてきてください。



【学習到達目標】

毎回の講義テーマで示す民法総則における制度について、契約当事者である二者関係について条文をベースとした知識を定着させる(法的知識の獲得)。基本的なケースについて、どのような点が争点となり、どの制度・条文が適用されるかを考察して、指摘できるようになる(多面的な調査・分析能力)。それらのことを、自分のことばで記述および口頭で説明できるようになる(コミュニケーション能力)。



履修上の注意

授業への積極的参加が鍵となるが、単位取得に向けては、授業外の時間をとって復習の努力継続は欠かすことはできない。教科書2冊は毎回持参し、マーカー・書込みなどの作業も惜しまずに行ない、「勉強」をしていくように。
この授業は、非対面授業週の講義を、TV 会議システム(Teams 等)等によるライブ講義とCCSを活用した課題提出を併用して実施します。



【事前準備学習】

事前学習として、講義テーマにしたがった教科書予習。事後学習として、授業の要点を教科書で確認して適宜問題演習に取組んで復習を行なう。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『司法試験から学ぶ民法総則』 大久保紀彦 三恵社 2022
『大学生のための民法条文(第2版)』 大久保紀彦 三恵社 2002
参考書『デイリー法学用語辞典(第2版)』 三省堂編修所 三省堂 2022
参考書「デイリー法学用語辞典(第2版)」は、4年間を通じてすべての法律科目に共通して用いることができる。さまざまな辞典が発刊されているが、基本入門的・ハンディなもののひとつとして推奨する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

授業の理解確認課題(ミニッツペーパー・授業内テスト等) 50点
定期試験(試験またはレポート) 50点



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1就職に向けて民法総則を学ぶ意義
2人:権利能力、意思能力、行為能力
3法人
4
5法律行為・公序良俗違反
6法律行為・意思表示(無効)
7法律行為・意思表示(取消し)
8前半まとめ
9代理
10無権代理
11無効・取消し
12条件・期限・期間の計算
13取得時効
14消滅時効
15前期総まとめ
16定期試験期間