【講義概要】
経済活動の国際化、グローバル化、ボーダレス化、はますます進展している。さらに、経済のソフト化・サービス化、高度情報通信ネットワーク化、規制緩和の進展になどにより、企業活動の様々な分野で変化がおきている。特に流通の変化はめざましく、商品や商品の販売方法、流通システムに大きな変化があらわれてきている。
特に、ヒト(人員)、モノ(商品)、カネ(金融)、情報、技術やノウハウなどは、国境を越えて自由に大規模に移動しており、国家間の垣根はますます低くなっており、全世界を視野に入れて経営活動(ビジネス活動)を行わなくてはならなくなってきている。
そこでこの商学総論では、上記のような変化、進展に対応するために、企業やその他の組織・機関における商品(有形商品、無形商品、サービス、アイデア、など)についての流通に関連した諸活動に関する基礎的な知識を講義する。
講義を受けるに当たっては、テレビ、新聞等で講義テーマに関するニュース、資料の収集を積極的にすること、を望む。
本講義はディプロマ・ポリシーの【知識・技能】における、流通・マーケティング、会計、経営、金融・財務、スポーツマネジメントなど、商学における高度な学術理論およびその実践について学修し、企業や消費者および市場が直面する諸問題の本質を正しく理解することができること、修得した知識や技能を活用して、実際のビジネスや企業経営ならびにスポーツマネジメントに関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身に付けることを目的としている。
【学習到達目標】
実態と全貌や状況などを正しく把握し、変化する状況にいかに対応することが必要か、についての基礎的な知識、理論、戦略を学ぶこと。
【履修上の注意】
この授業は、対面授業で実施する。
非対面授業の場合はTeamsを使用して実施する。
事前にパソコン、タブレット、スマートフォンにTeamsアプリをインストールしておくこと。
下記の商学総論1のチームコードを入力して、商学総論1のチームに参加しておくこと。
商学総論1チームコード:
z9zl60p
授業では学生の発言を求めるため積極的な姿勢が必要となる。
また私語・携帯電話などは他者への迷惑となるので厳しく対処していく。
欠席をした場合の情報収集などは自己の責任において行うこと。
【事前準備学習】
事前にテキストの指定された箇所を読んでおくこと。
事後に学んだ内容についてまとめておくこと。
また、日頃から商業、流通に関わる動向に注意して、興味を持って接していること。
そして、物事を多角的な視点から捉えるようにする姿勢を保つことが望ましい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『現代の流通論』 尾𥔎眞・岡本純・脇田弘久編 ナカニシヤ出版 2012 |
参考書 | 『新流通論』 青木均 ・石川和男・尾碕眞・濱満久 創成社 2014 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験80% 平常点20%(発言・課題)。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション:商学総論で何を学ぶか | |
2 | 商学の基礎 | |
3 | 流通とは:経済活動としての流通 | |
4 | 流通の分類:3つの流れ | |
5 | 流通の社会的役割:生産と消費の橋渡し | |
6 | 卸売業①:卸売業の社会的役割 | |
7 | 卸売業②:卸売機能 | |
8 | 卸売業③:卸売業の形態 | |
9 | 卸売業④:卸売業の概況 | |
10 | 小売業①:小売業の社会的役割 | |
11 | 小売業②:小売業の概況 | |
12 | 小売業③:小売マーケティング・ミックス(品ぞろえ・立地) | |
13 | 小売業④:小売マーケティング・ミックス(買い物環境・プロモーション) | |
14 | 小売業⑤:小売マーケティング・ミックス(価格) | |
15 | 小売業⑥:小売業の形態 | |
16 | 定期試験期間 | |