【講義概要】
この授業では国際社会が抱える様々な課題（安全保障、国際通貨の安定、自由貿易の推進など）とそうした諸課題に取り組むために生み出された「しくみ（国際レジーム）」について学ぶ。講義ではそれらの成り立ち、現在抱えている問題、日本の関わりなどに焦点が当てられる。各回の授業終わりに理解度を問う小テストを行う。
【学習到達目標】
授業を通じて現在の国際社会の成り立ちについて理解を深め、マスメディアの関連する国際報道を大筋で理解できるようになることを目標とする。また今後の日本と国際社会との関わりについて考えるための視座を手に入れたい。
【履修上の注意】
授業前にCCSから資料（講義で用いるパワーポイントのスライドをPDFファイルにしたもの）をダウンロードし、目を通して講義の流れを把握しておくようにしてほしい。
また授業終わりに実施する小テストは論述式である。講義内容から解答を探し出し、自分の言葉でまとめられるかが試される。（「ネットで検索した内容を書き写せば済む」わけではない。）
【事前準備学習】
毎日30分程度使って授業内容と関連する新聞記事をチェックするように心がけ、毎日新聞に目を通す習慣を身につけてほしい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| 教科書 | 教科書は使用しない。 |
| 参考書 | 参考書は各回の授業で紹介する。復習・発展学習に役立ててほしい。
|
| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【評価方法】
毎回の小テスト：75点（5点×15回） ＊次の授業で答案を返却し講評する。
授業への参加態度：25点
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | オリエンテーション／アナーキー、覇権国、ガバナンス | |
| 2 | 連盟から国連へ | |
| 3 | 集団安保とアメリカ | |
| 4 | PKOという発明 | |
| 5 | 集団防衛 地域に分かれた安保システム | |
| 6 | 国際通貨レジーム1 金・ドル本位の固定相場制 | |
| 7 | 国際通貨レジーム2 ニクソン・ショックとプラザ合意 | |
| 8 | 国際通貨レジーム3 アジア通貨危機とリーマンショック | |
| 9 | 国際金融・開発レジーム1 世銀と南北問題 | |
| 10 | 国際金融う・開発レジーム2 ODAと「債務の罠」 | |
| 11 | 国際貿易レジーム1 GATTからWTOへ | |
| 12 | 国際貿易レジーム2 FTA、貿易摩擦 | |
| 13 | 地域統合1 EU | |
| 14 | 地域統合2 アジア太平洋・東アジア・インド太平洋 | |
| 15 | グローバル・ガバナンスのゆくえ | |
| 16 | 定期試験期間 | |