【講義概要】
本講義では、教育方法の基礎理論と実践について、授業の構成要素や主要な教授法と形態を探究しつつ理解を深める。具体的には、中学校や高等学校における授業例を取り上げながら、児童生徒の実態に基づいた授業の設計や実施の方法について考える。また、学力に関する理論や教育評価の方法、カリキュラム編成の方法、教具・教材やICTを用いた教育、教授・学習組織についても学習する。これらを通して、教師の指導技術や授業で活用される実践的知識についても考察する。
【学習到達目標】
この授業の到達目標は次のものである。近代・現代の教育方法論について理解を深めること、カリキュラム編成とは何かについて理解を深めること、教材研究と教材の活用について理解を深めること、学習についての理解やアクティブ・ラーニングについて理解を深めること、授業をデザインするとはどのようなことかを理解すること、学習指導の過程論と学習指導の技術について理解を深めること、学習指導と人格形成の関係について理解を深めること、教育メディアと情報機器の操作について理解を深めること、教授組織と学習組織について理解を深めることである。
【履修上の注意】
・グループワークの際には、相手の意見や経験を尊重するとともに、自分自身の意見や経験の相対化を意識するように努めましょう。
・毎回の講義資料やノートを持参し、講義中に振り返りができるようにしましょう
・自分自身の被教育経験を振り返りつつ、教科や学校種を超えた柔軟な姿勢で臨みましょう。
・この授業は、非対面授業週の講義を、アプリケーションによるTV会議システム(Teams 等)を使用して実施します。
【Teams招待コード】ngay6rj
【事前準備学習】
テキストや配布資料を授業の事前事後に読むようにしましょう。
講義後には疑問点等をまとめ、次時の学習に活かすようにしましょう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『実践に活かす 教育課程論・教育の方法と技術論』 樋口直宏、林尚示、牛尾直行(編著) 学事出版 2020 |
参考書 | 『三訂版 教育の方法と技術』 平沢茂(編著) 図書文化 2018 『教育方法学』 長谷川栄 協同出版 2008 『教育方法学』 佐藤学 岩波書店 1996 『高等学校学習指導要領』 文部科学省 東山書房 2019 『中学校学習指導要領』 文部科学省 東山書房 2018 『小学校学習指導要領』 文部科学省 東洋館 2018 学習指導要領については文部科学省のホームページよりダウンロードもできるので、随時参照のこと。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験結果を主たる評価対象とし授業態度を加味して評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 教育方法とは何か | |
2 | 教育方法の理論ーヘルバルトの教育的教授論・デューイの経験主義的教授論 | |
3 | 教科カリキュラムと経験カリキュラム・教育の評価 | |
4 | カリキュラム編成の方法 | |
5 | 教材研究と教材の活用・学習環境 | |
6 | 学習・学力とは何か(アクティブ・ラーニングを含む) | |
7 | 学習指導の形態 | |
8 | 授業をデザインするとは | |
9 | 学習指導課程論について | |
10 | 学習指導の技術について | |
11 | 授業実践における教師の役割と実践的知識 | |
12 | 学習指導と人格形成の関係 | |
13 | 教育メディアとその活用 | |
14 | 情報機器の操作 | |
15 | 教授組織と学習組織について | |
16 | 定期試験期間 | |