【講義概要】
工業簿記とは、自動車やパソコン、家具などのモノを作っている会社、つまり製造業で用いられる簿記を指す。
商業簿記との大きな違いは、自分の会社で販売するモノを作るという点にある。商業簿記では、仕入れた商品を販売するだけというシンプルな流れであるが、工業簿記では、調達してきた材料に手を加えて製品を作るという過程がある。
工業簿記の一番の目的は、自社で作った製品の原価を計算することにある。本講義では、工業簿記2級レベルの基礎について学習する。
【学習到達目標】
各種の個別原価計算の違いを理解し、原価分析ができる。
【履修上の注意】
・「工業簿記1」の単位修得済みの学生を対象に、工業簿記の基礎知識があることを前提に講義を展開する。
・この授業は、対面(面接)授業と非対面授業を隔週で実施し、非対面授業を、アプリケーションによるTV会議システム(Teams等)を使用して実施します。
・Teams招待コード:1u0gim5
【事前準備学習】
工業簿記の基礎を復習しておいてください。毎回の講義の復習も怠らないようにしてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『検定簿記講義/2級工業簿記(2022年度版)』 岡本清・廣本敏郎 中央経済社 2022 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点(毎回のレポート)50%、期末試験50%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 工業簿記のしくみ | |
2 | 材料費の計算 | |
3 | 労務費の計算 | |
4 | 経費の計算 | |
5 | 製造間接費の計算 | |
6 | 部門別個別原価計算(1) 意義 | |
7 | 部門別個別原価計算(2) 記帳 | |
8 | 部門別個別原価計算(3) 1次配賦と2次配賦 | |
9 | 部門別個別原価計算(4) 相互配賦法と直接配賦法 | |
10 | 総合原価計算(1) 意義と目的 | |
11 | 総合原価計算(2) 平均法 | |
12 | 総合原価計算(3) 先入先出法 | |
13 | 工程別総合原価計算 | |
14 | 組別総合原価計算 | |
15 | まとめ | |
16 | 期末試験 | |