名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限教育制度論秋A名古屋 21内田 直義AQ1305

【授業情報】

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講義概要

本講義では、教育に関する法律を土台にして、日本の教育行政、学制、教育課程、教職などの諸面について理解を深めていきます。そして、それらの制度的な枠組みについて、歴史的な形成過程の検討と海外との比較を交えて考察し、改めて日本の教育制度の特徴について考えます。また、日本の教育制度が、現場で実際にどのように運用されているかを知ります。



【学習到達目標】

・日本の教育行政、学制、教育課程、教職などに関して、基本的な法律の規定を知る
・日本の教育制度の特徴について歴史的な形成過程の検討と海外との比較から考える
・日本の教育制度の枠組みが現場で実際にどのように運用されているかを知る
・日本の教育制度の課題とその解決策について、他者の意見を的確に理解しながら、自分なりの意見を持てるようになる




履修上の注意

授業時は配布資料とパワーポイントを用います。その際、配布資料は穴埋め形式で作成するので、必要事項や重要概念は各自でメモをとってください。また、授業中はワークシートに取り組んでもらったり、適宜グループワークを行なって協働で課題に参加してもらったりしながら、受講者にとって能動的な学びの場となるようにします。そのため、受講者の授業への積極的な参加を期待します。なお、この授業は非対面授業週の講義を、アプリケーションによるTV会議システム(Teams)を使用して実施します。(コード: ftrysga)



【事前準備学習】

授業終了時に次回テーマに関する予告を行うので、各自でテーマに関連する日常生活の出来事やニュースにアンテナを張って情報収集したり、文献を読んだりして予習を行ってください。また、授業後は配布したレジュメの復習を行うとともに、参考資料を読んで各自で授業の理解を深めてください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書教科書は指定しない。教科書は指定しません。授業時に適宜必要な資料を配布します。
参考書『テキスト教育と教育行政』 井深雄二、大橋基博、 中嶋哲彦、川口洋誉編 勁草書房 2015
『教育政策・行政の考え方』 村上祐介、橋野晶寛 有斐閣 2020
授業時に関連の参考資料を提示します。
指定図書一覧

評価方法

平常点30%、定期試験70%の成績で評価します。平常点には、授業内レポートを含めます。授業内レポート、定期試験の具体的な課題や評価基準については、授業中に指示します。また、授業内で行う課題については、授業内で継続的に解説、講評、質問対応等を行う他、メール等による相談も随時受け付けます。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
11: 授業の案内: 担当者の自己紹介、授業の進め方
22: 子どもの権利: 子どもの権利条約、子どもの権利を保障する制度
33: 日本における公教育制度の成立と展開①: 戦前の日本の教育、大日本帝国憲法と教育勅語
44: 日本における公教育制度の成立と展開②: 戦後の日本の教育、日本国憲法と教育基本法
55: 法制度の仕組み: 法律の種類、教育法規の構造
66: 学校の制度: 学校教育法における学校、一条校・専修学校・各種学校、各国の学校系統図との比較
77: 教育内容の制度: 学校教育法施行規則における教育課程、学習指導要領と教育課程編成、各国の教育内容との比較
88: 義務教育の制度: 学校における生徒の地位と教育的処遇
99: 教育行政の制度: 地方の教育行政、教育委員会
1010: 教育の機会均等: 日本における教育格差の問題、子どもの貧困
1111: 学校制度における教員①: 教員の職務と身分、教員の養成・採用・研修
1212: 学校制度における教員②: 教員の服務規定と主権者教育
1313: 学校現場での指導上のルール①: 懲戒権と体罰
1414:学校現場での指導上のルール②: 校則
1515:授業の総括: 全授業の要点の再確認
1616: 定期試験期間