【講義概要】
管理論とは、いかにして企業で働く社員を管理するかである。
日本も終身雇用制度が崩壊した今、優秀な人材を確保することが出来るかが、企業の存続にかかっている。
日本的経営が崩壊したとされる現在の社会においては、「人的資源（労働資源）」は意外に固定されている資源というよりも、流動的な資源である。昔と違い、現在では、労働条件が良い仕事が現れると移ることが一つの事例である。労働条件には、賃金やその他の条件も含まれているが、働く社員にとっての労働意欲が高くなる企業にさっさと移ることである。このことからも理解できるが、そもそも企業で働く社員によっての労働意欲は何によって影響されているかは異なる。そのために、社員が企業で働く労働意欲を維持するための施策をいろいろと考える必要である。それは、企業にとって重要な「人的資源（労働資源）」を確保することで重要であるからだ。いかに、「人的資源（労働資源）」が、企業にとって大変重要な問題であることを受講生が理解し、企業内で社員が高い労働意欲を持って働くことが出来る環境を作ることが重要であるかを考えて欲しい。
この講義を受講した学生は、企業にとって重要な「人的資源（労働資源）」をうまく活用する方法を考え、将来、自分が働く企業で、「社員を管理する」ことの重要性も理解して欲しい。
【学習到達目標】
一冊の教科書を講義でしっかりと読み込むことが大切である。
この講義では、教科書をしっかりと読みこなし、受講生が少しでも、管理に関心を持ってくれることに期待する。
ただし、管理は楽しい学問でもあり、つまらない学問でもある。楽しい学問にするのか、また、つまらない学問にするのかは、受講生によって決まる。
管理を学ぶことによって、企業における人的資源の重要性を各自で考えることが出来る人間になってほしい。
【履修上の注意】
チームコード：u7xjn4e
第1回目の講義には必ず出席すること。第1回目の講義において、以下の５点について詳しく説明する。
１ 講義ではノートを必ず用意すること。
２ 講義終了後に講義まとめ（ミニレポート）を提出してもらう。この講義まとめで受講生の「出欠」を管理する。
３ 出席システムで、11回以上出席する。
４ 講義まとめは、この講義で学んだことを各自でまとめたミニレポートを講義終了後に各自が提出する。
５ 最近の学生は、講義を受講する態度がなっていないとよく言われている。そこで、授業中の携帯電話の操作や私語など、他の受講生に迷惑を変える学生には退出してもらう。退出させられた学生は欠席扱いとする。
履修に関する注意事項を述べたが、受講生は常識のある学生ばかりであると信じている。
【事前準備学習】
指定した教科書を事前に読んでから講義に参加すること。
その場合、各自で、重要と考える部分や質問がある部分などにはチャックをしておくことが大切である。
また、感動したことや新しい発見などがあった場合は、メモなどに残しておくことも大切である。
本来、講義科目は1回の講義に、90分の予習と90分の復習を行うものである。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| 教科書 | 教科書を必ず購入すること。購入しない学生は履修をしないこと。 |
| 参考書 | 『管理する』 吉田優治・中村秋生 編著 白桃書房 2004
『経営学史事典』 経営学史学会 編 文眞堂 2002
『経営学入門』 高木直人 編著 五絃舎 2014
参考図書は、必要に応じて紹介する。 |
| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【評価方法】
平常点30％、課題70％の合計100％で評価する。
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | イントロダクション 課題研究を受講するにあたり | |
| 2 | 管理とは何か | |
| 3 | テイラー | |
| 4 | ファヨール | |
| 5 | メイヨー | |
| 6 | バーナード | |
| 7 | サイモン | |
| 8 | ハーズバーグ | |
| 9 | マグレガー | |
| 10 | アージリス | |
| 11 | マズロー | |
| 12 | リッカート | |
| 13 | ドラッカー | |
| 14 | シャイン | |
| 15 | 管理能力の育成 | |
| 16 | ケース・メソッド教育とは | |
| 17 | ケース・メソッド教育から学ぶこと | |
| 18 | ケース分析 基礎的な方法 | |
| 19 | ケース分析 問題点を探す | |
| 20 | ケース分析 問題点に対する解決 | |
| 21 | 課題研究を書くために その1 論文の書き方 | |
| 22 | 課題研究を書くために その2 資料の収集 | |
| 23 | 課題研究を書くために その3 テーマの決定 | |
| 24 | 課題研究を書くために その4 ケースの作成資料 | |
| 25 | 課題研究を書くために その5 ケースのライティング方法 | |
| 26 | ケースライティング 情報収集 | |
| 27 | ケースライティング 情報の整理 | |
| 28 | ケースライティング 基礎原稿の作成 | |
| 29 | ケースライティング 完成原稿の作成 | |
| 30 | ケースライティング 完成原稿を利用した討論 | |
| 31 | 全体まとめ | |
| 32 | 定期試験期間 | |