名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限地方自治法春A名古屋 23松村 享LG3304

【授業情報】

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講義概要

 地方自治法について、講義します。地方自治体は住民に身近な公共団体としてその行政活動は幅広く市民生活全般にかかわります。そのため自治体の行政運営は、市民生活の向上に直結するものです。第一次地方分権改革から近時の地域主権改革を経て、わが国における地方行政の役割は大きく拡大し、市民生活の向上に向けて地方自治体はさらに重要な役割を担うこととなっています。 
 この講義では、このような地方自治体を取り巻く状況の変化を踏まえて、地方行政と市民生活との法的かかわりに関する理解を図るとともに、地方自治制度の枠組み、国、地方公共団体の役割分担、地方公共団体の行政活動等を学ぶことにします。さらに、今後、地方自治体がどのようにその役割を果たしていくべきかを考察します。
地方自治の現場の実務家としての経験もふまえて地方自治をめぐる法的諸問題の実際に関する授業を行い、地方自治に関する理論のみならず実務の認識を深めます。
 なお、本講義は、カリキュラム・ポリシーに掲げる専門科目中、公法科目に該当します。ディプロマ・ポリシーに掲げられているリーガルマインドの習得を図り、実社会で生起する様々な法的課題を正確に理解し、解決力を考える能力を身につけることを目指しています。




【学習到達目標】

 この講義は、憲法、行政法の基本的な理解を踏まえて、地方自治の歴史、今日的意義の理解を図ります。さらに、その理解を踏まえて、地方公共団体の長、議会、住民が果たす役割に関する知識の習得を図ります。
特に、地方公共団体において生起している様々な事案について判例、具体的事例を素材として、地方自治制度に関する基礎的な法理論及び応用的法解釈の習得を図ります。



履修上の注意

①テキストは必ず購入すること。授業はもちろん定期試験でもテキストは必要となる。
②毎回、テキスト及び地方自治法の登載されている六法を必ず持参すること。

※この授業は、非対面授業週の講義を、Teamsを使用して実施します。
Teamsの招待コードは、bek5xv1 です。




【事前準備学習】

 地方自治に関しては、日々、様々な問題が起こっています。地方自治を理解するためには、社会で生起する事象を理解する必要があります。特に新聞報道は重要なので、できるかぎり新聞を読み、常に関心を持って学ぶ姿勢を持ってください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『基礎から学ぶ 入門 地方自治法』 松村享 ぎょうせい 2018年
参考書『自治体職員のための 判例の読み方・活かし方』 松村享 第一法規 2021年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

定期試験80%とし、平常点20%と合わせて評価します。
定期試験の出題意図、採点講評等はCCSで伝えます。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1地方自治制度の基礎
2地方公共団体
3国と地方公共団体
4地方公共団体の組織(1) —二元代表制と議会—
5地方公共団体の組織(2) —執行機関の多元性—
6住民の自治権(1) —住民の権利・義務—
7住民の自治権(2) —住民監査請求—
8住民の自治権(3) —住民訴訟—
9住民の自治権(4) —新たな住民参加—
10自治行政権(1)—地方公共団体の事務—
11自治行政権(2)—自治立法権—
12公の施設
13地方財政(1)—地方公共団体の予算—
14地方財政(1)—地方公共団体の財産—
15地方公共団体と契約
16定期試験期間