【講義概要】
トヨタ、ソニー、セブンイレブン等のわが国を代表する企業ばかりでなく、日本経済を支える様々な中小企業もまたビジネスをグローバルに展開しています。会社は「法人」とも呼ばれ、人と同じように財やサービスの売買（取引や契約）を行っています。3年生以降に履修していくことになる会社法を指定テキストを題材に個別報告に各自取り組んでもらいます。会社法または金商法をめぐる事件を題材に12月のゼミ発表会に参加し、半年間の学習のまとめを実施します。ディプロムポリシー上、コミュニケーション・プレゼンテーション能力および情報収集･分析力、論理的思考力などの技能を演習での個別報告を通じて培っていきます。カリキュラムポリシーでは、演習科目に該当し、グループワークやプレゼンテーションなどを通して、講義科目で修得した知識の定着を図っていきます。
【学習到達目標】
会社法の基礎を理解し、社会的な事件を題材にゼミ発表会に参加し、各自が割り当てられた事件を法的に分析し、パワーポイントにまとめわかりやすく説明できること。
【履修上の注意】
非対面方式の授業はTeamsでリアルタイムで実施します。対面か非対面かは教務課からの案内を確認してください。
会社法の基礎を指定テキストを中心に理解し、判例等へ発展的に学習してください。
【事前準備学習】
事前に指定テキストの該当箇所を読み、授業での議論に参加できるようにしてください。報告者はテキストにとらわれず、参考書等も参考にして話題を広く提供できるように心がけてください。
事後の復習は、授業中の報告内容、授業での議論を踏まえ、テキストを読み直してください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| 教科書 | 『プレステップ会社法』 柳明昌 弘文堂 2019 |
| 参考書 | 参考書は図書館所有の図書を確認の上、別途指示します。 |
| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【評価方法】
演習での報告内容、授業での議論への参加・貢献、提出レポートを勘案する。
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | 会社ってなんだろう？（企業形態、会社の分類） | |
| 2 | 社員と会社員はどう違う？（株式） | |
| 3 | 会社が活動するって？（機関） | |
| 4 | 6月は株主総会の季節？（株主総会） | |
| 5 | 株式会社の永遠の課題？（コーポレート・ガバナンス） | |
| 6 | 会社の利益か取引の安全か？（代表取締役が勝手に行った行為の効力） | |
| 7 | もし経営に失敗したら？（取締役の義務と責任） | |
| 8 | 経営をチェックするのは誰？（監査） | |
| 9 | 事業に必要なお金はどうする？（新株と社債の発行） | |
| 10 | 株主のなり方、やめ方（株式の譲渡） | |
| 11 | 株主をやめさせられる？（キャッシュアウト） | |
| 12 | 儲けはどうやって計算する？（貸借対照表と損益計算書） | |
| 13 | 会社のことをもっと知るには？（情報開示制度 | |
| 14 | 会社を売ったり買われたり（組織再編） | |
| 15 | 隣接する分野も知っておこう | |
| 16 | 定期試験期間 | |