名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限行政法総論1春A名古屋 22松村 享LG2302

【授業情報】

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講義概要

 行政法のうち、行政組織法、行政作用法について講義を行います。
行政法は、我々の日常生活に密接に関連している法律です。行政活動は様々な行政機関によって行われています。その行政組織について規定しているのが行政組織法です。また、行政活動は、運転免許、税金の課税あるいは飲食店の営業許可・営業禁止処分等、日常生活の様々な場面で幅広く行われています。このように国民と行政との法律関係に関する法の体系を行政作用法と言います。本講義では、この行政組織法と行政作用法の基本原理を習得を図ります。
 なお、本講義は、カリキュラム・ポリシーに掲げる専門科目中、公法科目に該当します。ディプロマ・ポリシーに掲げられているリーガルマインドの習得を図り、実社会で生起する様々な法的課題を正確に理解し、解決力を考える能力を身につけることを目指しています。




【学習到達目標】

 この講義は、行政組織の基本的な構造を理解した上で、憲法の基本的な理解を踏まえて、行政組織法については行政組織とその権限について理解を図ります。また、行政作用法に関しては、法律による行政の原理の基本原則を理解を前提に行政機関の活動に関する規律についての習得を図ります。さらに、まちづくりや廃棄物処理等の社会において、日々、生起している様々な行政活動に関する事案について判例、具体的事例を素材として、基礎的な法理論及び応用的法解釈の習得を図ります。




履修上の注意

①本講義内容は、行政法総論2の履修内容と関連しているため、行政法総論2もあわせて履修することが望ましい。
②教科書は必ず購入すること。授業はもちろん定期試験でもテキストは必要となる。
③授業には教科書と六法を必ず持参すること。

※この授業は、非対面授業週の講義を、Teamsを使用して実施します。
Teamsの招待コードは、i1q06z4 です。




【事前準備学習】

 行政作用に関しては様々な問題が日常的に起こっています。行政組織法や行政作用法を理解するためには、社会で生起する事象を理解する必要があります。そのために、マスコミ報道には、常に関心を持って学ぶ姿勢を持ってください。 特に新聞を読むことは重要なので、できる限り毎日、読むようにしてください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『地方公務員のための法律入門 新版』 松村享 ナカニシヤ出版 2022年
必要な資料を配布します。
参考書『自治体職員のための 判例の読み方・活かし方』 松村享 第一法規 2021年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

定期試験80%とし、平常点20%と合わせて評価します。
定期試験の出題意図、採点講評等はCCSで伝えます。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1行政と行政法
2行政活動の種別
3行政活動の主体と組織(国、地方公共団体)
4法律による行政の原理
5国と地方の組織
6行政処分の概念と成立過程
7行政処分の効力と附款
8瑕疵ある行政処分と行政処分の変更
9行政立法
10行政裁量(1)—行政裁量の意義—
11行政裁量(2)—行政裁量の範囲—
12具体的な行政活動(1)-まちづくり-
13具体的な行政活動(2)-廃棄物-
14具体的な行政活動(3)-社会保障-
15まとめ
16定期試験期間