【講義概要】
TV・新聞・スマートフォンを通じて、犯罪に関する報道を毎日のように目にするでしょう。
では、次のような問題を考えたことはあるでしょうか。
1. どのような行為が犯罪になるだろうか?(刑法)
2. どのように証拠を集め、犯人を捕まえて、有罪・無罪を見極めるのか?(刑事訴訟法)
3. なぜ人は犯罪を犯すか?有罪となった者はどのように取り扱われるか?(犯罪学・刑事政策)
本ゼミでは、この三つの分野の関わり合いを意識しながら、リアリティーをもって、刑事事件の流れについて学んでいきます。
なお、本講義は、法学部のディプロマポリシーのうち、特に「コミュニケーション・プレゼンテーション能力」、「情報収集・分析力、論理的思考力などの技能」といった基礎を身につけることを目的としています。また、カリキュラムポリシーにおける「演習科目」に位置づけられ、グループワークやプレゼンテーションなどを通して、講義科目で修得した知識の定着を図っていきます。
【学習到達目標】
①幅広く刑事法全体に興味を持つこと、②刑事事件がどのように処理されていくのかという刑事法の全体像について正確に理解し、何が問題となっているのかを把握することを目標とします。それだけでなく、ゼミを通じて、レジュメをわかりやすく作る力、自分の考えを相手に伝える力、そして、議論する力を身に着けましょう。
【履修上の注意】
「刑法総論」、「刑法各論」を履修することが望ましい。
※この授業は、非対面授業週の講義をアプリケーションによるTV会議システム(Teams等)を使用して実施します。
なお、新型コロナウイルスの感染状況により、授業方法が変更になる場合もあります。
【事前準備学習】
授業時に配布する資料を事前に読んでおくことが求められます。また、ゼミの活動に対しては、授業時間外にも資料収集・討論の準備をしたり、班のメンバーで協力して積極的に取り組んでくれることを望んでいます。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書および参考書については、必要に応じて、授業時に指示します。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業態度および平常点(提出物、報告、発言などの総合評価) 〔100%〕
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | 学習の基礎① 刑事裁判の流れとは? | |
3 | 学習の基礎② 裁判員制度とは? | |
4 | 学習の基礎③ わが国の犯罪状況はどうなっているか? | |
5 | 学習の基礎(第2~4講)での疑問点を調べてみよう | |
6 | 調べたことをレジュメにまとめよう | |
7 | 調べたことを発表して、議論してみよう | |
8 | 裁判所見学のポイント | |
9 | 裁判を傍聴してみよう | |
10 | 裁判所見学の発表をしてみよう | |
11 | 討論のテーマについて調べてみよう | |
12 | グループでの発表・討論①(Aグループ) | |
13 | グループでの発表・討論②(Bグループ) | |
14 | グループでの発表・討論③(Cグループ) | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |