【講義概要】
本講義はディプロマ・ポリシーの【知識・技能】のうち、「商学、経営情報学を深く学ぶことによって、それらを柔軟に活用することができる能力を身につけることができる。」、および、【主体性・多様性・協働性】のうち、「企業および地域社会が抱える諸問題への高い関心とそれらの解決に対する意欲を持ち、経営情報学における多様な理論・実践を学修し、それらを柔軟に組み合わせて活用して課題を探求し、克服していく能力を身につけることができる。」能力の育成を目的とします。
経済活動は生産と流通、消費の3要素で成立しています。そのなかの流通は、生産者により生産された製品が消費者によって消費されるまでの一連の過程のことであり、生産と消費の懸隔を架橋するという重要な役割を果たしています。
本講義では、流通システムに関する基礎知識や、現在展開されている様々な取り組み、流通システムを取り巻く環境変化や政策について学修します。
※COC地域志向科目
新型コロナウイルス感染状況を鑑み、また、先方との調整がつけば、名古屋市中央卸売市場本場へ見学に出向く可能性があります。
【学習到達目標】
・流通システムに関する基本的な概念や理論について理解できている。
・経済活動を、生産と流通、消費の広い視点で観察することができる。
・流通システムに関する基本的な知識を理解できている。
・流通システムが抱えている課題を理解し、論理的思考力でこれからの流通システムの在り方を考えることができる。
【履修上の注意】
<授業の進め方について>
・学修成果を確認するために定期的にCCSへの提出物を求める
・学修成果を確認するために定期的に振り返り小テストを実施する
・非対面授業週の講義は、CCSを活用した基本型授業とTeamsを併用して実施する
Teams招待コード
k83523o
<受講姿勢について>
・ 出席が2/3 回以上確認できた受講生のみ受験資格を与える
【事前準備学習】
日頃より、流通システムに関する事柄に興味を持ち、調べ学習をすること。また、前講義の復習をおこない、振り返り小テストに備えること。振り返り小テスト実施の都度、正解を解説するフィードバックの時間を確保する。
本科目(2単位)を取得するためには、1講義につき合計6時間の学修時間を要すため、講義毎、事前・事後の学修時間を確保すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『1からの流通論(第2版)』 石原武政・竹村正明・細井謙一 碩学舎 2018 『現代流通』 矢作敏行 有斐閣 1996 『ベーシック流通と商業』 原田英生・向井雅夫・渡辺達朗 有斐閣 2002 『流通の仕組み』 井本省吾 日本経済新聞出版社 2005 『流通・営業戦略』 小林哲・南知恵子 有斐閣 2004 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
筆記試験 60%、レポート提出25%、授業への取り組み姿勢15%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション 流通システムとは | |
2 | 流通機構と流通チャネル | |
3 | 流通システムの進展と管理 | |
4 | 物流システム化とロジスティクス | |
5 | eリテイル市場 | |
6 | 売買集中の原理と品揃え形成 | |
7 | 卸売業の流通機能 | |
8 | 卸売市場の機能と法制度 | |
9 | 日本型取引慣行と流通系列化 | |
10 | 製販連携の進展 | |
11 | 流通チャネルの再編成 | |
12 | 流通構造とその変容 | |
13 | 日本における取引慣行 | |
14 | これからの流通システム | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |