名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限経営史春A名古屋 22髙木 直人CS2342

【授業情報】

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講義概要

■講義の内容 
 経営史では、経営学(管理)が誕生した時代を起点とする。
 経営史を学ぶということは、単に過去の事実を学ぶだけではない。過去を知りながら、現在を理解・考察することが大切であると考える。
 特に、商業史と経営史の違いについて話をする。
 経営史を学ぶ上で、重要とされる国内の経営者を紹介する。
 この講義では、「失敗事例」と「成功事例」を学ぶことができる。
 「失敗事例」を中心に学ぶだけでは、正しい経営者としての判断ができない。
 また、「成功事例」を中心に学んでも同じことが言える。
 経営者は、今後起こる状況に対応するために、過去の経験から知ることができた、「失敗事例」と「成功事例」を経営活動に活かしている。
 日本経営史を学ぶことは、経営活動を「客観的」に評価するための一つの判断資料となる。
 この経営史では、日本の経済・経営の歴史を学習し、これから起こりうる経営に関する問題などを、各自が乗り越えることができる能力を少しでも身に付けることを目標とする。

■講義で学んでほしいこと
 修得した知識や技能を活用して、商学・企業経営に関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身につける。
 実際の企業経営について、自ら課題を見つけて解決していくために必要な思考力・判断力・行動力を身につける。
 自己の課題解決に対する取り組みおよびその成果を論理的に他者に説明することができる力を身につける。
 業および企業経営の持続的成長が社会経済の健全な発展に大きく影響を与えることを自覚して、商学・企業経営に関する多様な理論・実践を学修し、それらを組み合わせて問題解決する能力を身につける。



【学習到達目標】

■学んでほしいこと
 少しでも経営史に関心を持ってくれることに期待する。
 ただし、経営史は楽しい学問でもありつまらない学問でもある。楽しい学問にするのか、また、つまらない学問にするのかは、受講生によって決まる。経営史を学ぶことによって、自分なりに企業を分析する力を身につける。
■目標として
 修得した知識や技能を活用して、商学・企業経営に関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身につけ、自ら課題を見つけて解決していくために必要な思考力・判断力・行動力を身につけ、商学・企業経営に関する多様な理論・実践を学修し、それらを組み合わせて問題解決する能力を身につける。



履修上の注意

チームコード:gnnmsko

第1回目の講義には必ず出席すること。以下の7点について詳しく説明する。
1 講義ではノートを必ず用意すること。
2 講義の「出欠管理システム」を利用する。なお、カードを通していない場合は欠席扱いとする。
3 出席システムで、11回以上出席することが単位を出す(受験資格がある)最低条件とする。
4 この講義で学んだことを各自でノートにまとめる。
5 授業開始30分が経過した時点で欠席とする。
6 講義は、教員が指定した場所に各自が着席すること。
7 授業中の携帯電話の操作や私語など、他の受講生に迷惑を変える学生には退出(欠席扱い)してもらう。

注意事項を述べたが、受講生は常識のある学生ばかりであると信じている。



【事前準備学習】

第2回目から14回目は、指定した資料を事前に読んでから講義に参加すること。
その場合、各自で、重要と考える部分や質問がある部分などにはチェックをしておくことが大切である。
また、感動したことや新しい発見などがあった場合は、メモなどに残しておくことも大切である。
本来、講義科目は1回の講義に、90分の予習と90分の復習を行うものである。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書講義中に指示する。
参考書『日本経営史の基礎知識』 経営史学会編 有斐閣ブックス 2004
『ものづくり日本経営史』 粕谷 誠 名古屋大学出版部 2012
『現代経営学概論』 髙木直人 水野清文 編著 五絃舎 2020
参考書は、今後、経営史を本格的に学びたいと考えている人にすすめる本である。図書館で実際に参考書を確認すること。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

基本的には、平常点30%(毎回講義終了後にCCSで課題を出す)、試験70%の合計100%で評価する。

*WEB講義が中心の場合は、課題提出で評価する。課題は、レポート提出とし、5回程度提出していただく。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション
2経営史とは 経営学の誕生
3近代産業の発展 ガーシェンクロンの相対的後進仮説
4近江商人 三方よし
5近江商人 商人と教育(人材育成)
6日本に専門経営者が登場 日本の財閥(三井、三菱、住友など)
7破産王 高橋是清  〔映像利用〕
8財政政策 高橋是清 〔映像利用〕
9阪急電車の誕生 小林一三 〔映像利用〕
10阪急百貨店 宝塚歌劇団 小林一三 〔映像利用〕
11電力の鬼 松永安左エ門 〔映像利用〕
12本田宗一郎と環境問題(排気ガス) 〔映像利用〕
13盛田昭夫とソニー  盛田の世界観 (小型家電) 〔映像利用〕
14パナソニックと家電(食洗器) 〔映像利用〕
15今まで学んだことの整理
16定期試験又は、課題提出