名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限商業経営講座基礎1春A名古屋 21金岡 勝一CT2329

【授業情報】

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講義概要

この科目は、学校教育における「流通教育」に該当する。また、教育基本法が目指す教育の目的を踏まえつつ、新学習指導要領に「資質・能力の育成」が明記されており、『知識・技能』に関するもの、『思考力・判断力・表現力』に関するもの、『主体的に学習に取り組む態度』に関するものの三つに大きく分類されている。先ず、『知識・技能』は、社会の様々な場面で活用できる知識・技能として体系化しながら身に付けていくことが重要である。次に、『思考力・判断力・表現力』は、問題を発見し、その問題を定義し解決の方向性を決定し、解決方法を探して計画を立て、結果を予測しながら実行することである。さらに、『主体的に学習に取り組む態度』は、協働する力、持続可能な社会づくりに向けた態度、リーダーシップやチームワーク、感性、優しさや思いやりなど、人間性に関するものをいう。こうした「資質・能力」については、新学習指導要領を踏まえつつ、「流通教育」の中で、具体的に明らかにしていく。

そこで本講座は、流通教育に関わる基礎的・基本的な知識・理解はもちろん、具体的な流通業界の進展をより実践的に学ぶ機会とする。流通教育には、学習者自身の理解を深めること、そして周囲を取り巻く社会状況に対する理解を深める効果がある。そこで、学生には、流通教育を素材にして、小売業・卸売業の内容を深め、また、学生同士の議論を通して相互により理解を深めてもらいたい。さらに、学校教育におけるアクティブ・ラーニング教育は、論理的な思考力が展開でき、コミュニケーションが上手くとれる伝達能力を高め、それがどのようにキャリア能力の向上に繋がるのか、理解も深めてもらいたい。

進め方としては、日本商工会議所主催の「リテール・マーケティング(販売士)3級」レベルをおこなう。その範囲は、「小売業の類型」、「マーチャンダイジング」、「ストアオペレーション」、「マーケティング」、「販売・経営管理」の5科目となっている。そのため、自分がもし小売店の店長であったならどのように店舗運営をするのかをイメージしながら、積極的に課題に取り組む事を望む。



【学習到達目標】

・流通教育を通して商社、流通業、小売業、コンサルタント業又営業職、企画開発など社会で活かせる学習内容が理解できるようになること。

・小売業について、主として販売に関する専門的な知識を身に付け、ある程度の管理業務を遂行し、かつ部下を指導することができるようになること。

・リテール・マーケティング(販売士)3級のレベルに達すること。



履修上の注意

・遅刻、無断欠席、私語は厳禁。

・授業中はスマートフォンの電源をoffにすること。



【事前準備学習】

・次回の授業範囲を予習し、キーワード及び専門用語の意味を理解しておくこと。
・講義後は、自分なりに課題、宿題をこなして、次回授業でノートを提出すること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『リテール・マーケティング検定試験3級ハンドブック』 日本商工会議所・全国商工会連合会編 カリアック 2019
『オリジナル『問題集』』 K2Tエデュケーション講師 K2Tエデュケーション 2019
・商業経営講座基礎2と同じ教科書を使用する。 ・初回講義時に教科書の『ハンドブック』、『問題集』を配布する。 ・教科書の『ハンドブック』、『問題集』を合わせて定価11,000円(税込)。
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

・試験50点、平常点50点
・試験は、5科目の各科目ごとの点数の結果から評価する。
・平常点は、随時提出する課題の内容と提出状況から判断して評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
11: 新学習指導要領における「流通教育」のねらい
22: 小売業の類型の内容
33: 小売業の類型の問題演習
44: 小売業の類型のグループによるワークショップ
55: マーチャンダイジングの内容
66: マーチャンダイジングの問題演習
77: マーチャンダイジングのグループによるワークショップ
88: 販売・経営管理の科目免除試験
99: ストアオペレーションの内容
1010: ストアオペレーションの問題演習
1111: ストアオペレーションのグループによるワークショップ
1212: マーケティングの内容
1313: マーケティングの問題演習
1414: マーケティングのグループによるワークショップ
1515: まとめ
1616: 定期試験期間