【講義概要】
法学部において、「法」を学び、法的思考力や法的判断力を身につけ、専門性を高めるには、まず、「法」についての基礎的な知識や考え方について、また国内の法の最高法規としての憲法の基礎を学修することが必要です。大学に入学したばかりの皆さんにとって、法の抽象的な概念や機能やその学問的な意義を理解することは、法学部で専門科目を学ぶために不可欠だからです。本講義は、皆さんが「法」学や「憲法」学に興味を持って取り組むことができるように、最大限分かりやすく講義します。
この授業を履修することで、法律学についての基本的知識の体系的理解と憲法の基礎的知識を得ることができます。
この授業は、カリキュラム・ポリシーに掲げる専門科目のうち導入科目(必修科目)として開講され、ディプロマ・ポリシーに掲げる法学・憲法についての基礎的知識の体系的に身につけ、実社会で生起する様々な法問題を正確に理解する能力を得ることができる。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
法についての基礎的な知識や考え方や憲法の基礎概念を理解し、専門科目の学習に必要な基礎力をつける。
【履修上の注意】
テキストを授業を受ける前にしっかり読んでおいてください。
新型コロナの感染状況に応じて、春学期の授業は対面で行うことを予定していますが、感染状況によりネット上で行われる可能性があります。ネット上の場合、この授業はTeams上で行います。法学・憲法入門のチームコードは、未定です。
【事前準備学習】
予習と復習が大事です。
特に、復習の有無で授業の理解に大きな差がつきます。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『法学・憲法を知る』 山本悦夫編著 八千代出版 2015 授業に六法は必須です。
入学時に配布された『デイリー六法 令和3年度版』(三省堂)を必ず持参してください。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | 『一覧』 |
【評価方法】
毎回授業終わりにオンラインで小テスト20点分と、7月に出す自学自習の平常点10点分を平常点として評価する。
70点分として、学期末定期試験を行う。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス | |
2 | 社会規範としての法(1) 法の定義、法の実現 | |
3 | 社会規範としての法(2) 法の構造、法の目的、法の効力 | |
4 | 実定法(1) 公法と私法、その他の分類 | |
5 | 実定法(2) 法令の種類、権利と義務、日本法のあゆみ | |
6 | 法の形成(1) 法源、法律と命令の制定 | |
7 | 法の形成(2) 慣習法の成立と判例 | |
8 | 裁判の担い手(法曹) | |
9 | 裁判の場所と法学の理論 | |
10 | 解釈法学 | |
11 | 法律用語 | |
12 | 憲法とは | |
13 | 基本的人権の保障 | |
14 | 統治機構 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験 | |