名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限経営戦略論春A名古屋 22林 淳一CT2307

【授業情報】

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講義概要

 経営戦略論の基礎知識の習得、さらに経営組織がかかえる実践的課題の解決を本講義の目的とする。講義では、具体的な企業が抱える課題を深く理解し、その解決方法を受講生自らが立案し、発表する。
 具体的な対象企業は、アサヒビール、キリンビール、味の素、アスクル、ソニーグループ、セブン銀行、大垣共立銀行、神戸物産、三菱電機、ダイキン工業、アリアケ・ジャパン、シャトレーゼ、アスクル、光岡自動車、ヤマハ発動機、ソフトバンクグループ、富士フイルム、オリエンタルランド、エイチ・アイ・エス、バルミューダなどである。さらに、海外企業のアップル、メタ・プラットフォームズ(フェイスブック、インスタグラム)、アルファベット(グーグル)、マイクロソフト、FEDEX、LVMH、リシュモン、ケリング、GEなども扱う。
 本講義は、商学部ディプロマ・ポリシーに明記されているように、経営における高度な学術理論およびその実践について学修し、企業や消費者および市場が直面する諸問題の本質を正しく理解することを目指す。さらに、本講義では、履修生が実際のビジネスや企業経営に関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身に付けること、自己の課題解決に対する取り組みおよびその成果を論理的に他者に説明できること、さらに産業や市場および企業の持続的成長が社会経済の健全な発展に大きく影響を与えることを自覚して、経営に関する多様な理論・実践を学修し、それらを組み合わせて多角的視点から問題を分析し解決する能力を身に付けることを目標に置く。さらに、本講義は、商学部カリキュラム・ポリシーに掲げる、実践的視点と広い視野を身につけるために実践的プログラムに該当する。毎回の講義において実際の企業が抱える諸課題(例えば事業ポートフォリオの見直しプラン、新規事業立案、既存事業の撤退プラン、海外の販路拡大プラン、海外の生産拠点拡大プラン、予想されるリスクに対する事前対応策など)を提示し、主体的な学習を促す。履修生はその解決策を作成・発表・提出する。




【学習到達目標】

本講義では、履修生が実際のビジネスや企業経営に関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身に付けること、自己の課題解決に対する取り組みおよびその成果を論理的に他者にプレゼン発表を通じて説明できること、さらに産業や市場および企業の持続的成長が社会経済の健全な発展に大きく影響を与えることを自覚して、経営に関する多様な理論・実践を学修し、それらを組み合わせて多角的視点から問題を分析し解決する能力を身に付けることを目標に置く。




履修上の注意

・毎回の講義にてノートの筆記(毎回2~4ページ程度)が必要である。
・毎週の宿題(毎回、800文字程度の解答)を講義内で通知する。
・履修生の自筆ノート(毎週の宿題含む)は提出必須とする。ただしオンライン授業継続の場合自筆ノートを履修生自らの郵送によって回収する。
・3回をこえる欠席の場合、不可(単位不認定)とする。
・主要ビジネス雑誌『日経ビジネス』、『週刊ダイヤモンド』、『週刊東洋経済』、『週刊エコノミスト』、『日経トレンディ』、さらに『日本経済新聞』、『日経産業新聞』、『日経MJ』、『中部経済新聞』などの新聞記事を収集し分析することを必須とする。
・この授業は、非対面授業週の講義を、Teamsを使用して実施します。
Teamsの科目名およびTeamsの招待コードは以下の通りです。
【火2林】経営戦略論
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【事前準備学習】

【事前学習】
・指定テキストを事前に読んでおくこと。
・次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
【事後学習】
・事後学習として、毎週の宿題(企業が抱える諸課題)を自ら考え、解決策を手書きで解答すること(解答はノート1ページ以内、800文字程度とする)。
・毎週の課題に関連する資料を収集し、深く分析すること。
・事後学習として指定テキストを復習し、専門用語・重要キーワード等を確認しておくこと。
・事後学習として講義で扱った企業の事業内容、業界動向・海外企業、商品・サービスを確認しておくこと。




【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『変化の経営学』 林淳一 白桃書房 2015
参考書『日本経済新聞』 日本経済新聞社
『週刊ダイヤモンド』 ダイヤモンド社
『週刊東洋経済』 東洋経済新報社
『日経ビジネス』 日経BP社
指定図書一覧

評価方法

総合的に次を評価する。①授業態度(講義内での毎週の課題の口頭発表、積極的な発言など)、②自筆講義ノートおよび毎週の宿題の解答など、③グループディスカッションへの参加態度など。




【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1経営学における経営戦略論(アサヒビールの差別化戦略)
2高収益企業(キーエンス、総合商社など)
3社内改革と経営理念(キリンビール、サントリー、サッポロビールなど)
4PPMとその応用(イーストマンコダックの破綻、富士フイルムの成長)
5競争要因分析(ファイブフォース・モデル、旅行代理店業界とLCC)
6SWOT分析(テーマパークUSJといすみ鉄道の急成長)
73つの基本戦略(インドスズキとライフネット生命の事例)
8アンゾフの多角化戦略(味の素とエースコックのベトナム進出)
9変化のきっかけ(セブンイレブン、アスクル、富士フイルムとコダック)
10戦略に関わる意思決定プロセス(フェイスブック、シャトレーゼの事例)
11戦略変化論(変化の理論、ヤマト運輸の新市場創造と社内の反対)
12アサヒビールの急成長と米コカ・コーラの失敗(市場調査は万能ではない)
13ビジネスモデル(ジレットモデル、フリーミアム、プラットフォーム、IoT)
14ブランドの意義(ポルシェ、LVMH、リシュモン、ケリング)
15ファストファッション業界の事例(ZARA、H&M、ユニクロ、しまむら)
16定期試験期間