【講義概要】
この授業は、本学の建学の精神である「敬神愛人」を中心に、現代文明社会に至大な影響を与えたキリスト教と聖書に関する基本的な知識を身につけ、国際人として世界を理解する視野を広めつつ、キリスト教の語る「神とは何か」、「自分とは何か」、「隣人(他者)とは何か」という問い掛けに自ら真剣に向き合う姿勢を養う。但し、扱う内容は専門領域ではなく、あくまでも概論としての取り組みであるため、できるだけ専門用語ではなく親しみやすく分かりやすい言葉で授業を進める。
【学習到達目標】
①世界で最も読まれている聖書の基本的な知識を身につけ、それを理解し、グローバル社会を生きる者としての自己理解と世界理解を養うことができるようになる。
②キリスト教を通して宗教を信仰する人に対する「宗教性」の理解を深めることができるようになる。
③キリスト教の礼拝・行事等を身近に体験できるように、キリスト教に関する基礎知識を身につける。
④身近に接するキリスト教文化(例:結婚式、クリスマス、クリスチャン音楽等)の根底の意味と本意を知ることができるようになる。
⑤聖書の語る「神」と「人間」、の関係を中心に「自分」の存在と「他者」との関係を隔たりなく多角的に考察する力が養われる。
【履修上の注意】
オンライン授業を受けるためには、必ず10:40分までにTEAMSに接続してください。
「MS TEAMSの招待コード」は、「bzy77mw」です。
①この授業は、全面対面授業に切り替わるまで、対面(面接)授業と非対面授業を隔週で実施し、非対面授業を、アプリケーションによるTV会議システム(Teams 等)を併用して実施します。
②出席のカウントと成績の評価として毎回授業中にMinute Paperや小テストを提出(提出がなければ欠席、未提出となり成績に影響される)してもらうので、授業の内容にしっかり耳を傾け、学んだことは自分の考えや言葉で表現できるように努めてください。
③欠席5回で成績が「失格」になります。初回の授業で、評価や出欠の取り方など、履修上の注意事項を詳しく説明します。
④授業について分からないことや質問などがあれば、授業の終わりやCCSを活用して質問してください。
【事前準備学習】
①毎回の授業の内容は、次の授業につながりますので、学んだことはしっかり復習してください。
②毎回授業中に、次の授業のための予習に関してお知らせします。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『聖書(新共同訳)』 日本聖書協会 教科書である『聖書(新共同訳)』は、必ず旧約聖書と新約聖書が含まれているものを購入すること。 |
参考書 | 『現代を生きるキリスト教-もうひとつの道から』 芦名定道・土井健司・辻学 教文館 2012 『地の塩、世の光―人物で語るキリスト教入門』 青山学院宗教センター 教文館 2006 『現代に語りかけるキリスト教』 森本あんり 日本基督教団出版局 1999 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
①Minute Paperや小テストなど毎回授業中に提出するもの 80%
②教会礼拝(学内、学外)出席感想文10%
③平常点10%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス:なぜキリスト教なのか? | |
2 | キリスト教の基礎:キリスト教と世界との関わり | |
3 | 宗教論:なぜ宗教を信仰するのか? | |
4 | キリスト教の基礎:キリスト教とは何か①(Introduction) | |
5 | キリスト教の基礎:イエス・キリストとは誰か①(聖誕の意味) | |
6 | キリスト教の基礎:イエス・キリストとは誰か②(Love and Free Will) | |
7 | キリスト教の基礎:イエス・キリストとは誰か③(三位一体とアブラハムの宗教) | |
8 | キリスト教の基礎:イエス・キリストとは誰か④(イエスの十字架と復活) | |
9 | キリスト教の基礎:イエス・キリストとは誰か⑤(イエスの生涯) | |
10 | キリスト教の基礎:イエス・キリストとは誰か⑥(イエス・キリストの語る敬神) | |
11 | キリスト教の基礎:イエス・キリストとは誰か⑦(イエス・キリストの語る愛人) | |
12 | キリスト教の基礎:キリスト教とは何か②(キリスト教の福音と普遍性) | |
13 | キリスト教の基礎:聖書 | |
14 | キリスト教の基礎:教会 | |
15 | キリスト教の基礎:礼拝 | |
16 | 定期試験 | |