【講義概要】
この講義の目的は、受講生諸君に会計学における情報のベースとなる簿記(複式簿記)とはどのようなものであるかについての基礎的な知識および技法を身に付けてもらうことにある。
現代社会では、個人・会社・公益法人・NPO法人などが経済活動を行っているが、その活動内容を把握し、報告し、より優れた活動方針を決定するときには、会計報告が必要不可欠である。また、国民の義務である適切な納税も会計報告をもとに決定される。さらに、最近よく「ITにより企業競争を勝ち抜く」という表現がみられるが、これは「会計情報をすばやく有効に利用し、戦略を立て、企業活動を行う」、と言う意味で使用されている。また銀行が、企業に融資するかを決定するときも会計報告は重要な判断材料である。
このように私たちの生活は会計と切り離すことはできない。ただ、諸君の中には会計を専門的に学習するのではなく、経営、情報などを学習する人も少なくない。そこで、「簿記入門」で学んだ知識をもとに、簿記によって表現される会計情報の基礎について学習する。
【学習到達目標】
簿記・会計について、基本的処理・事項を理解することである。
【履修上の注意】
<重要1>
非対面授業週の講義は、CCSを活用した基本型授業とTV会議システム(Teams等)を併用して実施します。
teamsアプリには、下記のチームコードを入力して、事前に講義へ参加する準備をしておいてください。
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<重要2>
第1回目の講義はteamsビデオ会議によりガイダンスを中心に行います。
講義開始時刻の5分前程にビデオ会議を立ち上げますので、会議に参加してください。
なお、会議参加時はマイクとビデオカメラはどちらもミュート(OFF)の状態で結構です。
※履修に関する質問がある人は、履修登録変更期間中にCCSの相談窓口から連絡してください。
※簿記入門とは異なり、仕訳処理よりも会計の理論的な知識を習得することを目指す。
※諸般の事情により、必要に応じて授業実施方法について変更する場合があります。
【事前準備学習】
春学期履修科目である「簿記入門」の内容にも大きく関わってくるため、「簿記入門」の履修事項についても復習しておくこと。
図書館に所蔵されている会計学の書籍を読むことを勧める。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『一からの会計 第2版』 谷 武幸 桜井 久勝 北川 教央 碩学舎 2021年 |
参考書 | 『会計学スタンダード』 広瀬義州 中央経済社 2012年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験および授業への取り組みの姿勢(授業中の態度等)を総合的に評価する。
目安として、試験等60%、平常点40%
私語や規定時間以上の遅刻・途中退席等、授業態度不良者とみなした場合は失格とすることもある。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス・会計を活用する仕事 | |
2 | 会計学の諸領域 | |
3 | 会計情報の役割 | |
4 | 会計制度と社会 | |
5 | 会計の仕組み | |
6 | 貸借対照表 | |
7 | 在庫品の会計 | |
8 | 生産設備の会計 | |
9 | 金融資産の会計 | |
10 | 負債と資本の会計 | |
11 | 損益計算書 | |
12 | 営業活動の会計 | |
13 | 儲かる仕組みの分析 | |
14 | 利益構造と分析 | |
15 | 経営管理と会計 | |
16 | 定期試験期間 | |